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中編3
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人間の狂気

はじめに、幽霊は出ません。

今から二年前、俺は人妻とセックスフレンドの関係だった。

俺は22歳。女は24歳。

出逢いはナンパ。

人妻と言えどスタイルも良く、服装は露出も少なく地味だったが綺麗な顔立ちをした女だった。

最初は、頑なに拒んでいたが、何度もお茶を重ねてそんな関係に至った。

聞けば旦那のDVが激しいと、裸になるようになった後は会う度、どこかに殴られた痣がある女だった。

露出が少ないのもそこに原因があったようだ。

しかし当然、俺はそんなDVだのなんだの深い問題には首を突っ込む気も無く、適当に慰めては性欲処理係程度の存在として扱っていた。

まぁ、今考えると最低なんだが当時はなんとも思っていなかった。

むしろ、たちの悪い友人といる時には「不幸な女もいるもんだ。」と笑い話にする程だった。

そんな、ある日夜中に電話が来た。

用件は「今から会いたい」という事だった。

その女とは旦那がいない昼間にしか会った事が無く、どうしたんだ?とは思ったがまぁ夫婦喧嘩でもして家を飛び出したのかな?位にしか思わなかった。

数十分後、いつも利用していたラブホテルの前にタクシーが一台到着した。

中からは、ハンドバックを持った露出の激しいドレス?みたいなものを着た女が出てきた。

腕から足まで体中の痣が出ている。

俺は「今日は随分大胆な服だね」みたいな事を言った。

女は随分、憔悴しきった顔で「早く中に入りましょう」と言った。

フロントで部屋を決め、エレベーターを上がり、部屋に入る。

一言も会話は無い。

なんか、嫌な予感はした。

来なきゃ良かった、とその時思っていた。

部屋に着くと流れるように行為が始まった。

今夜は、何かしらヤバイと思いながらも開き直るようにいつもより激しく濃密に抱き合った。

行為の後で、荒い息だけを吐きながらも互いに無言だった。

どれくらいたっただろう、女が言った。

「今晩が最後のセックスだよ。もう、会えないと思う。最後に会えて良かった。」

やばいな〜と思いながらも俺は好奇心を抑え切れずに聞く「なんで?なんで、もう会えないの?」

女は宙を見ながら言う。

「喧嘩した拍子に旦那、刺しちゃった。包丁ってさ、お腹以外はうまく刺さんないの。力が弱いからかな?ゴツッ!ゴツッ!って、あたりはするけど深くはなかなか入らなくて、頭をね、その辺にあった酒瓶でたくさん殴ってやったの。そしたらさ、汚れた黒い血がね〜、ゆ〜くっり流れてきてね、グッタリしてたから隣であなたに会うために化粧をしたの、いつもより綺麗じゃない?

どう?

私ね、今から大好きな人と会ってくるよ〜って言って部屋を出てきてやったの。(笑)」

あちゃ〜と思いながらも、ふと目が合った、文章には出来ないんだけど女の業というか、妙になまめかしい目でさ、目元は笑ってんだけど目の奥は冷えきってるの、ちっとも笑ってないんだよ。ロボットとかCGみたいな感じ。

恐怖で一杯の俺は「マジか〜、もう会えないのか、寂しいな〜。」と間の抜けた答えを言った。

すると、女は目をそらし「帰っていいよ。」と優しく言った。

シャワーも浴びずに一目散で用意する俺。

用意を済ませベッドで横たわる女をよそに、玄関の所で、「じゃあな、あの、あれだよ、面会に行くよ。」と言うと女は急にバックから包丁を取出し「一緒に死んで〜!」と玄関に向かって来た!

「うわ〜!来た〜!」と思いながらすぐさま玄関から出て扉を閉める。

ゴツッ!ゴツッ!という包丁をドアに叩きつける音が廊下に響く。

「死んでよ!一緒に死んでよ?死ね!死ね!」と罵詈雑言が続く。

極限の恐怖で、何十秒だったのか何分だったのかは覚えていない。

その音が鳴り止むと同時に今度は中から女の泣き叫ぶ声が聞こえた。

一安心した俺はダッシュで非常階段を走り、そのラブホテルから逃げ出した。

その後、結局旦那は死んでおらず今までのDVの経緯も含め示談で落ち着いただの、一年程の刑期だの、と風の噂で聞いた。

それ以来俺は、人妻が怖くなり全く、女遊びもしていない。

幽霊は出ませんがマジでテンパった話の一つです。

危険な火遊びをしてる方はお気をつけて(笑)

怖い話投稿:ホラーテラー ペンギンの楽園さん  

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最低野郎。本当ムカつく!女ってか、1人の人間を性欲処理程度?友達と笑話のネタにしてたとか本当糞ですね。罰が当たればいいのに。この話を投稿してる思考回路が意味不明。何がホラーなの?お前の思考回路の方がよっぽの怖いわ!

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