短編1
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友達の話

文章作るの下手なんで読みにくいと思いますが、友達が体験したあまり怖くない話を。

友達(A)の家は母子家庭で、親父さんはA達が住むアパートの近くに、親父さんの父から継いだ一戸建てに住んでいます。

親父さんは仕事の都合上、家を空けることが多いので、Aは時々 親父さん家に友達を呼んで騒ぐことがあったらしいです。

その日も同じように友達を呼んで騒ぐ予定で、Aは親父さん家のリビングで待っていました。

リビングは玄関を上がってすぐ右にあって、リビングに繋がるドアは、木枠の中にガラスが張っていて、ガラスの外側20cmは透明、中心部が曇りガラスになっています。

Aはドアを背にする形で座って、適当に時間を潰していました。

すると廊下から、パタパタ、とスリッパで歩く音がしたそうです。

何だろう、と思ってドアの方を見ると、靴棚にしまってあった、数年前に亡くなったAの祖母のスリッパがリビングの方を向いて、落ちていたそうです。

Aがしばらく見ていると、スリッパは階段のある方を向いて歩き出しました。

Aは不思議と怖いとは思わず、スリッパが階段を上る音を聞き届けてから、また暇潰しに戻りました。

それからも、本当にたまに、ドアの向こうからパタパタと音が聞こえるらしいですが、Aにも親父さんにも特に変わったことはありません。

読んでいただき、ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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