これは私の保育園の年長の時の体験です。
それは、ある夏の日に父と海に言った時のことです。
私は、まだ深い所が泳げずに浮き輪を付けて父と泳いでいました。『じゃあテトラポットまで行くかー!』と父が言い始めたので私もついて行くことにしました。
父はちょっと、貝を取って来るから待ってろと言いました。うん!と首を傾げました。
さすがにただ待つのは嫌だったので持っていたゴーグルを付けて海の中を覗き込んでいました。
その中で、直感的に察してしまいました…
ひとつだけ異様に冷たく暗いテトラポットがあると...
そのテトラポットにきがついた瞬間
鈍い低い声が聞こえました。そのテトラポットを見ても何も誰もいませんでした...。
ただひとつ分かることが、あれは…女の人の声だったということだけです。
まして、あんな狭いテトラポットに入ることなど絶対に無理だから…。
それ以来…テトラポットに近づきたいとは思いませんでした
作者怖っテラー