俺がまだ学生だった頃友達と四人で地元で有名な心霊スポットに行った。
霊なんて信じてなかったし、友達と一緒にいたから全然怖くなかった。
そこは山間のトンネルの出口付近で、白いモヤモヤみたいな霊が出る、とか、女の悲鳴がトンネルから聞こえる。
とか、色々噂はあった。
夜に友達と行って、しばらくそこにいたが、別になんにも起こらなかった。
俺はトンネルに向かって叫んだ 霊なんているわけがない ばっかじゃないの? って。
家に帰って母さんが悲鳴をあげた 俺は怪我もしてないのに頭から血だらけだった。
家に入って悲鳴を上げる母さんを見て 玄関の鏡を見て驚いた。
俺は髪の毛も服も血だらけ。
あのトンネルにいた霊はこんな姿だったのかもしれない。
それから俺は霊をバカにするのは止めた
怖い話投稿:ホラーテラー 小杉おばちゃんさん
作者怖話