中編3
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前に住んでいた私の家

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私は小学校のころ、祖父と父の2人で自動車修理工場をしていたということもあって、その工場の2階にすんでいました。

私の母と姉は霊感が強く時々怖い話なんかを聞かせてもらったりしていたのですが、私自身霊的な何かとは全く無縁で特に心霊体験をした事があるわけではありませんでした。

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ですが、4年生になった頃からでしょうか。私の首に紫色のあざが徐々に浮かんできました。

それと同じ頃、母も首筋あたりがかさかさし、ひどいかゆみがでてきたそうです。

私はあざがなんなのかという疑問はあったのですが特に痛いわけでもなく普通に生活はできていました。

姉はと言うと、祖父が作ってくれた屋根裏部屋(元は子供部屋として作ってくれたのですが、私と兄は2人で違う部屋で寝ていました)で毎日寝ていました。

階段を登ってすぐ目の前にベッド、その横に姉の勉強机があります。

窓はふたつあり、ひとつは覗くと工場の様子がうかがえます。

姉の話によると、毎日工場の人に反応して付くライトがついたり消えたりしていたとか。他にも階段を数段登っておりて行く音や、金縛りなどにあったらしいです。

怖いもの知らずな姉はそれでもなおその部屋で過ごしていました。屋根裏部屋には私と兄の分の勉強机とベッドがありました。

一度だけ姉が心配になったことがあったのらしいですが、いつものように階段を登る足音で目が覚めた姉は眠りに付くまでの数分間目を閉じているらしいの

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ですがその日は最後まで足音が階段を登り切って部屋の中を歩き回ったあと、私のベッド(姉は目を閉じていたので正確にはわかりませんが感覚的には私のベッドのあった位置だったそうです。)のところらへんでとまり、ギシっというベッドがきしむ音が聞こえたそうです。

姉は私の事が心配になったらしく次の日何もなかったか聞いてきました。

一方母も何かいろいろと体験していたようですが私たち子供には一切教えてくれませんでした。

姉はいままでの体験を母に話すと母は高校の知り合いが紹介してくれた自称霊能者のかたに相談をしました。

その霊能者曰く玄関入ってすぐ隣にある物置の中の人形が私の首のあざと母の症状の原因だと言いました。

霊能者の方は私の家の構図など知るはずもないのに物置の位置や雛人形などの人形をしまっている事を言い当てた事におどろいたのですが、

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さらにその雛人形の首に髪型が崩れないようにと被せていた薄い布がぐるぐると巻かれていたのに寒気がしました。それをとり、霊能者の言っていた手順でその人形は別の場所に移しました。

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その後は母の症状も次第に収まり、私の首も薄黒くあとは残っているものの紫色だったあざが綺麗になくなりました。

姉の体験した話をすると、実際に家に伺いますとの事でしたが、私の住んでいる地域がもともとかなり霊的なもので危険だったらしく霊能者の方は3回ほど近くまできたのに引き返してしまったほどてした。

何度か訪問をキャンセルされたのち、やっと家に来る事ができると家の中を見回ったあとにネックレスを渡され、子供部屋において置くようにと言われました。

言われた通りに壁にそのネックレスをかけていると階段を登る足音はなくなったそうです。

また、私個人にも指輪の様な物を渡されました。詳細は教えてくれなかったのですがこれを毎日持ち歩く様にと言われたのでランドセルの小さなチャック付きの時間割を書き込む紙が入っている様なポケットの様なところにいれたのを覚えています。

細かな心霊現象はまだたくさんあって、対処しきれないものもあったのですが私が知っている話はこれで以上です。

おちもなにもないぐだぐだした話ですいませんでした^^;

今は両親が離婚後祖父がなくなり、工場は貸し出しており、私達は1人になった祖母と共にくらしていますが、現在の家もなかなかのものですので、後日改めて書き上げたいと思います。

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