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短編2
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ピンタンばばぁ

初投稿になります。

僕が小学二年の頃

『ピンタンばばぁ』という

おばさんがいました。

おばさんは下校時間に子供の前に現れピンタンをするという今なら警察沙汰になる存在でした。

ですが、当時はピンタンされ泣き叫んでも通報されません。

おばさんはピンタンする理由があったそうです。

自分の子供を理由はわかりませんが、亡くしてしまい、よその子の帰りが遅いと感じた子を叱るのだと…

子供ながらに周りで被害にあった子がいて、話を聞いているぶんには怖くも何ともなかったんです…

しかし ………現れましたよ

下校時間、学校で遊んでいつも通りに帰ろうと一本道を歩いていました。

その道は100メートルくらいの直線。

わき道なし。

そのスタート地点に僕はいました。

いざ、スタート

半分程歩くと、前方のゴール地点におばさんが…

まぁどこにでもいそうなおばさん…

僕は道の左側を歩いています

おばさんは右側

僕はもう少しでゴール地点…

思ったその時!!

おばさん急にショートカット

僕の目の前に立ち

僕の手をつかむ。

バチーンッッ!!!

頭の中に衝撃

目の前チカチカ

何が起きたかわからずただ怯えながら、おばさんを見る。

おばさん『何時だと思ってるのーっっ!!!!!(怒)』

僕…何も言わず怯える

おばさん『口答えするんじゃないわよーっ!!!!!(怒)』

何も言ってないじゃん(泣)

バチーンッッ!!!

バチーンッッ!!!

さらに

バチーンッッ!!!

バタン。

僕はフェンスまで吹き飛ばされ気を失いました。

さすがにこれは発見した先生が通報したらしく、おばさん逮捕。

僕は救急車で搬送されましたが、すり傷だけでした。

その後祖父が警察で話を聞いたところ、おばさんは『自分の子供に手を上げて何が悪いんだ。』と…

自分の子供への想いが強いのでしょうね…

逮捕されましたけど、精神病院へ入院と話を聞き、その後の話はわからずじまいでした…

子供ながらにピンタンされた恐怖が今でも残ります…

それから二年後…

また

現れてしまいました

なぜいるのか

あのピンタンばばぁが…

『アリ喰いおばさん』となり社会復帰。

僕とおばさんのストーリーはまだ終わらないのだと確信してしまいました……

怖い話投稿:ホラーテラー コンヤガヤマダさん  

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