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確か、小学生くらいの、頃だったと思います。 その時は、夜中で、
自分は、いつものように、寝る前に、牛乳を飲んでいました。
・・・すると・・・、
・・・ポクポクポクポク・・・
、と、木魚の音が聞こえてきました。
自分は怖くなり、母親に話しましたが、
「どうせ、水の音が、そんな風に聞こえたんでしょ」
と、言われ、その時の自分は、ああ、そうか と、思い、そのまま、寝ました。
その翌日のことです 朝、自分は、親に話を聞きました。
「お隣さんが亡くなったらしいよ」、と、
自分は、まさか・・・と思いましたが、そんな事、あるはずが無いと思いました。
しかし、その次の日も、その次の日も、同じ時間に木魚の音が聞こえてきて、
その翌日に、必ず、自分の近所の人が亡くなりました。
今、思えば、あの、木魚の、音は、「死んだ」と知らせてるんじゃないかと
思います。
作者波川由里
ちなみに、そのご近所さんとは、親しかった訳でもありません