短編1
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老婆

music:4

ある女子トイレの室内で女性が惨殺された。顔面を鋭利な刃物でズタズタに引き裂かれ、原型もなくなっていた。

警察は犯人逮捕に尽力したが、どうしても犯人を特定できずに困り果てていた。

ある日、警察署に1人の男がただならぬ様子で自首してきた。

彼は放尿する女性を盗撮するのが趣味らしく、事件のあった日も件のトイレにビデオカメラを仕掛けていたという。

手掛かりを掴めるかもしれないと警察は考え、そのビデオカメラを再生した。

ビデオカメラにはトイレの様子がはっきりと移されており、これなら犯人の素顔を特定できるかもしれないと警察は期待した。

そして被害者の女性がトイレに入った瞬間、奇妙なものが写り込んだ。

窓の隙間、ほんの僅かな空間から、小さな老婆が侵入した。

手には鋭利なガラス片を握りしめ、顔は皺くちゃで、歯はボロボロであった。

老婆は凄まじい早さで女性の顔までよじ登ると、彼女の顔面を笑いながらメチャクチャに引き裂いた。

捜査員には嘔吐する者、引きつった表情のまま固まる者やらで、パニックになった。

被害者が完全に息絶えると、

老婆はカメラレンズに急接近して、

sound:33

「つぎはおまえだよ」と言った。

結局、事件は迷宮入りになり、そのビデオカメラのテープは、今でも署内に保管されている.............

Concrete
コメント怖い
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都市伝説サッちゃんの話しですね

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ひぃ~(;´д`)
何故カメラに気付いた!?

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リアルに怖いわ。

でもトイレにカメラをしかけるのもどうかとwwwwww

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