これは僕が小学生の頃の話です…
僕の家は住宅団地でやまを削ってその上に作られたそうです。
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やまを削ってできているので所々森(林に近い)がたくさんありました。
その頃中の良かった友達数人と(A.B.Cとします)秘密基地を作ろうと場所を自転車で探しているとかなり良い場所を発見できました。人に見つかりにくく、丈夫な木があったので、遊具もつくれるような場所でした。
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でも、森の奥の方にまだ真新しいのか、黒く光った墓石のような物を発見しました。
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臆病ものだった僕たちは、違う場所を探そうと歩き出しふと後ろを振り向いたAが、なぁ、あんな人居なかったよな?と、僕たちに問いかけてきたのです。
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確かにあの時は、墓石らしものしかありませんでした。そしてその人(多分おばぁさん)がゆっくりとこちらを向き目があった瞬間、妙な寒気がして、みんな一目散に逃げ出しました。
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それからあそこには近づいていません。一体あの墓石は何だったのか、あのおばぁさんは何者だったのか、それはいまでも分かっていません。
作者キングタクマ
初めて書かせていただきました。自信はありませんが、楽しんでもらえていただければ幸いです。