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短編1
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兄弟の話

これは僕が感じた不思議な体験。

僕は小学校五年の時に手首を折った。

理由は実にくだらなく、家の前で友人を含めた小学生が遊んでるのを見てそれに加わろうと急いで、当時流行っていたローラースケートを履いて出て行ったのだが、それででこけたのだ。

その時、右手だけで体を支えてしまい、ポッキリ腕を折ってしまった。

覚えてはいないが友人曰く、コケたあと突然「帰る」と、宣言して家に帰っていたらしい。

この二年後、理由は忘れたが次男が腕を折った。僕と同じ小五で。

その時は、自分と同じ時期に骨折るなんてこんなこともあるもんだなぁと思っていた。

しばらくして三男が生まれたのだが、ふとこいつも小五でどっか折るんじゃないかと不安になった。

三男が小五になったある休日の日、両親がスケートをしに行こうと言ってきた。

正直これはフラグか?とか思ったが、骨折るなんてそうそう無いと思い、次男以外の家族四人でスケートに行くことになった。

うまく滑れず父に手を引かれて滑っていた三男だったが、コケてあっけなく腕が折れた。

僕の考えすぎだと思うがもし、次に、僕の身に何かが起こったらと考えると.....

shake

背筋が凍る思いがした。

Concrete
コメント怖い
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