私の友人、仮としてAさんの体験談です。
母とYさんは、おばあちゃんの家へ行ったそうです。母は途中で用事があるので、Yさんをおいて行きました。Yさんはおばあちゃんちですることもなくのんびりしていると、
プルルルル…
と、携帯の音がしました。
なんだろう?
とYさんは、音のする二階へ上がって行きました。階段を登ると、すぐ部屋がありそこから音がしているとわかりました。
お母さんが忘れて行ったのかもしれない!
心優しいYさんはドアを開けました。
…
音が消えた。
そして探しても見つからない。
おかしいな…。
諦めて一階へ降りました。
するとしばらくして、また音がしました。今度は音が消える前に、とYさんは急いで部屋へ行きました。
しかし、なぜかドアを開けるとピタリと音が止むのです。
おばあちゃんに聞くと、携帯は持っていないと言われ、母はしっかり携帯を持っていたというのです。
不思議なお話でした。
作者まぐもん