短編1
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携帯

私の友人、仮としてAさんの体験談です。

母とYさんは、おばあちゃんの家へ行ったそうです。母は途中で用事があるので、Yさんをおいて行きました。Yさんはおばあちゃんちですることもなくのんびりしていると、

プルルルル…

と、携帯の音がしました。

なんだろう?

とYさんは、音のする二階へ上がって行きました。階段を登ると、すぐ部屋がありそこから音がしているとわかりました。

お母さんが忘れて行ったのかもしれない!

心優しいYさんはドアを開けました。

音が消えた。

そして探しても見つからない。

おかしいな…。

諦めて一階へ降りました。

するとしばらくして、また音がしました。今度は音が消える前に、とYさんは急いで部屋へ行きました。

しかし、なぜかドアを開けるとピタリと音が止むのです。

おばあちゃんに聞くと、携帯は持っていないと言われ、母はしっかり携帯を持っていたというのです。

不思議なお話でした。

Concrete
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