街は、飲み屋帰りのホステス、
送迎の車、で少し騒がしかった、、
ある性風俗店の清掃を任されたボーイが、
皆が帰り、静まりかえった店の一室を掃除していると、
『カラン・コロン』
誰かが入店してきた…?
忘れ物でも取りに来たのかと、気にせず清掃を続けていると、
『シク・シク』
女性の泣き声?
気になり部屋を出た瞬間
!?
突然目の前に女の子☆接触しそうになる!
泣いている…
お店の嬢か?
このボーイ、
まだ入店間もなく、嬢の顔を覚えていないようだ…
とにかく応接室に移り、話を聞くと..
どうやら、勤務中に在る客から嫌がらせを受けたのだそうで、
誰かに聞いてほしく店に戻ってきたのだそうだ。
兎に角、泣き止むまで話を聞き、それから、客の特長を聞き出し、
次からその客が分かれば、出禁にすることにした。
女の子に聞いて吃驚したのが、その嫌がらせ!!
その中年男性
最初は、
『なぜ風俗で働くのか?』
から始まり、次第に聞くに耐えない暴言の数々、
終いに見ず知らずの身内の批判
女の子達にだって理由は、ある。
中には、『好きでやってる』なんて子もいるが、
大概は、作り話
それぞれが、苦労をし、判断力が弱まった時に生活のためと踏み入れてしまう。
確かに、考えが甘いという指摘も間違いではないが、自分の力で生き抜いている子に対して、ボーイは、同情してしまった。
泣き疲れ、気が済んだのか、女の子は、
『また明日♪』
と言って帰っていった…
???
ボーイは、先輩の話を思い出した!
先ほど掃除していた部屋…
昔、嬢が自殺したらしく…
今は、使われてない事を…
入り口から受付を通り、
待合室を過ぎて、五つ目の部屋、、
水場の清掃
入り口の鈴の音は、聞こえないことを…
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名係長兼社長さん
作者怖話