短編2
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店での異変2

世間を舐めきってた十代の頃の体験

高校を卒業し専門学校へ進学

その頃実家住まいで生活は心配なかったが遊ぶ金が欲しくてバイトを始めた

高校の頃通いつめたゲーセン、丁度バイト募集していたので速攻電話

店長も顔を知っていた為すんなりOK

仕事と金にありつけた

その店は地下にあり天井も低く始終薄暗いが好きだった

仕事もあって無いようなモノで店舗も小さかった為かなり楽だった

仕事に慣れた頃一人日曜の開店作業を頼まれた

朝9時半店に到着

鍵をあけ警備解除

…朝と言っても地下にあるため店内は非常灯と自販機の明かりのみ

かなり暗い

ブレーカーを立ち上げ照明が付き開店作業の店内清掃へ

難無くこなし残りはトイレ掃除

ここで怖い目にあう

先に女子トイレ清掃

照明は流しと二つの個室に間接照明が3つ

流しを拭き上げてると誰か後ろを通ったらしく影が写った

『まだ開店前です〜』

なんて客かと思い振り返るが誰もいない

ここでおかしいと気付く

照明は3つ

自分のいた流しに1つ

2つの個室内に1つづつ

しかも個室は戸がしまっているので実質照明は自分の前にあるのみ

灯りに逆らって影が写る筈がない

自分の影を見ながら暫し呆然

その後男子トイレでは何もなかった

モヤモヤビクビクしながら店を開けた

結局その後は何事もなかった

その日バイトが終わる頃夜勤のバイトと、ようやく店長が来た

その日の業務報告も兼ねトイレでの出来事を話した

すると

『あ〜やっと出た?(笑)その類は出ないわけないと思うよ。以前この辺り全部お墓だったからね。無縁仏とか死体さら埋まってたのも多かったらしいし、今俺らがいる地下まさに死体やら棺桶やら骨壺あったとこだからね(笑)他のバイトにも聞いてみな〜(笑)俺も事務所にいると服引っ張られたり勝手にPCついたりしてるよ(笑)』

他のバイトの人に聞くと何かしら不可解な体験をしてると笑って話した

店内巡回中、後をピッタリつけられたり(息がかかるらしい)、誰も居ないのにスタンドタイプの灰皿片っ端から倒されたり

笑えない……

近所はPARCOとかあり結構な繁華街

うちのじいちゃんが地域に詳しかったので事の真相を聞くと事実なのが判明

戦争中の話、自分のバイト先含め一体は林と墓だったと

身元の解らない死体を置く場所もあったらしく現在の繁華街からは予想もつかない場所だった

嫌な話を聞いたが折角ありついたバイト

辞める事なく一年後の店舗閉鎖(赤字経営で一千万以上の借金があったらしい)までダラダラ稼がせて貰い店にサヨナラを告げた

今は相変わらず薄暗いが洒落た飲み屋になっていた

つまらない話で申し訳ない

以上です

怖い話投稿:ホラーテラー 京介さん  

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