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中編3
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廃病院で…

ある漫画家二人の話です。

この二人は、原作担当のMと作画担当のSの二人漫画を描いていました。

今回はある雑誌にホラー漫画を載せる事になりました。

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M「今回は廃病院をテーマに書きたいんだけど良いかな?」

S「おぉ〜良いねぇ〜!」

M「だろ!で、その為に俺チョット出るって噂の廃病院に行ってみようと思うんだよ。お前もどうだ?」

S「俺はやめとくよ、怖いしな(笑)

あっ、でも写真は撮ってPCに送ってくれないか」

M「わかったよ、いい写真撮って来てやる(笑)」

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次の日

Mから電話が来た

M「やっと着いたよ、出そうな雰囲気だよホントに。」

S「そうか、だったらいい写真の期待大だな」

M「おうよ!期待しとけ!ただなここは電波がやけに悪いんだ、今も必死に電波のいい所を探してたんだよ、だから何か用があるならメールにしてくれ。」

S「わかったよ、気をつけてな。」

M「おう…ありが…な」

S「なんて?」

プープープープー

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電話が切れて嫌な予感はしたがどんな写真がくるのかということで頭がいっぱいになっていた。

それから少したってPCにメールがきた。

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そこには今にもなにか出そうな雰囲気の廃病院が写っていた。

そしてそこには廃病院の説明と廃れた経緯も書かれていた。

この廃病院は患者の不信な死がよく起こったせいで廃れていったらしい、ここの医者が患者の頭に穴空けて変な薬を入れてるなんていう噂もあったらしい、他にもまだ医者が人体実験してるなんいう噂もあるくらいだ。

これだけの噂がたてばそりゃ廃れるだろーななんて他人事のように思った。

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数時間たってメールがきた。写真だけのようだ。

そこには、病院でよく見る道具やなにに使うかもわからない道具が転がった写真。

血の付いたベットなんかの写真なんかがあった。

そして最後の一枚はなんの写真なのかがわからなかった、ただの真っ暗な写真、ただよく見るとなにかがうっすらと見えるような気がする、そんな写真だった、なにか間違えて撮ったのかフラッシュが働かなかったのかのどっちかなのだろうと気にもしなかった。

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また数時間たってメールが。

そこには壁に血が付いた手術室の写真があった。二枚目はその手術室の手術台の前に手術服を着た男が立っている写真だった。

その手術服の男の手にはなにに使うかもわからない小さなドリルのような物が握られていた。

そしてその写真をよく見ると手術台には誰かが寝ているようだ、その手術台の上にいるのはMだった。

怖くなって急いでPCを閉じた、その写真の男がカメラ越しからでもこちらを見ているような気がした。

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それから少し眠りについた。

起きてPCを開いて見るとメールが入っていた、Mからのメールだ。

そのメールには写真が一枚だけあった。

その写真はホントにただただ真っ暗な写真だった、前の写真でも同じような物があったのでよく見てみるがただ真っ暗な写真だった。

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その写真のせいで真っ暗になったPCの画面には、自分の顔と、その後ろに立つあの手術服の男が映っていた…

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