人形

ある日母親が人形を買ってきた。

その人形は不思議な物で、

金髪の人形が和服をきているんだわ。

母は「めずらしいんじゃない？」

と笑いながら言った。

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しかし家で飼っていた猫がそれに対して

唸るわけよ。

たまたま誰も家にいないときに猫が

いなくなっていた。

猫のことだからどこかに散歩でも行った

んだと思っていた。

しかし帰ってこなかった。

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ある日小さい時の友達が家に遊びにきた。

その時にイタズラしたらしく、

足の裏に傷をつけて帰ったらしい。

その数日後そいつが行方不明になっていた。

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いろんな怪談とかを知っていた俺は、

親と一緒にお寺さんに行った。

そこの住職は一言

「なぜこんな危ない物を持っている？」

と。

住職によると

誰かか自殺した女の子の髪の毛を抜いて

作ったと。

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その子は嫌がらせを受けており

それが苦で自殺したと。

だから些細なことでも人形に悪さをした

人に仕返しをしようと。

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「これは預かっているから帰りなさい」

と住職は言ってくれた。

怪しい物にはてを出さないほうがねぇ。