短編1
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高校生の時の夏休み、友達が免許を取ったというので遊びにいこうと 電話があった。時間は午前三時。

むし暑い事もあって、サーフィンをやりに神奈川の海岸へ。

海についた時刻が、午前四時。けっこう人もいる。友達は仮眠中。

「俺も仮眠しようかな?」って思った時、車のドアを叩く音がする。

開けてみたら中学生ぐらいの男の子が立っていた。

「今、スゴイいい波だよ。おにいさんもきたら?」と少年がいうので、 俺もサーフィンしにいこうかな?と思ったが、

「ありがとう。もう少したってからいくよ。」

と応えドアをしめたのだが、 外から、少年の声がする。

「本当に波いいよ。」

「今がぜったいいいよ。」

あまりにもしつこいので、怒った口調で「わかったよ!」というと同時に 少年のつぶやく声がした。

「ほんとに、いい波だよ。俺、この波で死んだんだ。」

はッとして、ドアをあけたがそこには誰もいなかった・・・

高校の時の思い出である。

怖い話投稿:ホラーテラー ゾディアックさん  

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