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短編2
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怖い話まとめ

やっと100階までの階段を登り切った私達。が、「カギを1階に置き忘れた!」ことに気付いた。

100階までもう1度登るのはうんざりだ・・・とりあえず1階に着き、カギを手にした私が再び階段を登っていると、下半身のない老婆が両手を器用につかって、テクテクと時速100㌔くらいで追いかけてきた。

老婆は「助けてください!私は立教大学3年の高橋…」などと叫んでいたが、聞こえない振りをした。

が、「見えてるくせに・・」としつこいので念仏を唱えると

「そんなものは効かんわ!」と言い放たれた。

どうすりゃいいんだ。

仕方ないのでぴょんぴょんと時速105㌔くらいで階段をかけのぼった。

100階で待っていた残りの4人は眠ってしまわないように踊り場の4隅に立ち、順番にとなりの隅まで歩いて起こす、というようなことをやっていた。

ひとりはどうしても眠さをがまんできず、壁一面に

「おかあさんおかあさんおかあさん」

などと赤いクレヨンでたくさん書きなぐって眠気をこらえていた。眠ると猿の電車に連れて行かれるそうだ。

ようやく100階の扉をあけ、ぐっすりベッドで眠れると思った私達に安堵の空気がながれたが、何気なくベッドの下をみた私は凍り付いた。

ベッドの下にはカマをもった男がこっちをみていた。

私は叫んだ。

「斬るなら俺を斬れ!!!俺の命で済むなら・・・安い物ッ!!」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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