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短編1
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見たくないです

1年近く前でした。

兄が階段側を背にして座り、私は階段が見える位置に座って兄と話をしていた時でした。

ふいに階段の正面にあたる部分を膝下だけの黒いストッキングの女性の足がつかつかと玄関へ歩いていったのを見ました。

私は霊感が少しあるんですがいつでも見てるわけでもないし異常な事態に分けわからず糸が切れたように子供のようにギャーッと声をあげて泣いてしまいました。

こんなんでも私は20代なので霊を否定する兄もさすがに驚いていました。

一週間前に夢を見ました。また黒いストッキングの女性の足を見ました。今度は太ももの根元まで見えてました。

2年前夢の話。死に装束を着た男たちがお隣さんの家の周りを一周してその後ろを喪服ワンピースの女性、もちろん黒ストッキング着用、がついて行くんです。

手にはかなづち。

私は単なる傍観者の立場で見てるだけ。貞子みたいな髪型で顔が見えずでした。顔をあげて私と目があう前に夢から目が覚めました。

目が合わずに覚めた夢。

現実に玄関に歩いていった黒ストッキングの足。

そして最近見た、またもや黒ストッキング着用の足。

徐々に全体を見せようとアングルが上へ上へと近づいていっているのは気のせいなんでしょうか?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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