ふと、思い出した?ので投稿します。
あれは2008年の4月の出来事です。
当時私は無職でほぼ毎日、暇つぶしに街中のある本屋に通っていました。
記憶が曖昧ですがその日の昼頃?、いつもと変わらず5Fの一般書物コ-ナ-へ。
本屋内を独自のル-トで探索中。
ふと見ると、エスカレ-タ-の横に設置されている鉄パイプ状の手すりに、上半身を預けて立っている人がいる。
髪は長く、青汚いエプロンを身につけ、右手?に雑巾を持っている。
うつむいているので表情は見えないが、どうやら女性の様子。
確か私はその時、 「この店の店員かな? だいぶ疲れているみたいだなぁ~?それにしてもあんな所でサボっていて大丈夫か?」 なんて思った。
その日はそのまま帰宅。
今思えば奇妙だが、それから一月ほど経った頃、ふとその時の光景が脳裏を横切り、その日の内にいつもの本屋に直行。
エスカレ-タ-を利用し、5Fに到着するや唖然。
以前、私が目撃した女性。
そいつがサボっていたまさにその場所。
「足場がない.....。
」 私はつぶやいた。
何度確認しようが、どう考えても手すりにもたれる事など不可能なのです。
この体験以降、現在まで不思議体険する機会が増えています。
怖い話投稿:ホラーテラー ごとけんさん
作者怖話