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短編2
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はじめまして。

去年の秋。

ばあちゃんの弟が亡くなった。

面識なかったけど、学校サボれるという考えが浮かび上がり、ばあちゃんについていくことにした。

三時間くらいで名古屋につき、制服に着替えて式に参列した。

はじめてのお葬式だったから、なにしていいのかわかんなかった。

式が終わって火葬場についた。

親戚の男の子と女の子と仲良くなり、火葬が始まるまで話してた。

ばあちゃん達がおじさんに最後の別れをしているとき、俺はさっき式にはいなかったお婆さんが俺から見て右のほうにいたのが見えた。

親族しか火葬場に来ていないと父親が言っていたから、親族席にいた俺が、見たことのない親戚はいないはずだ。

誰だ?などと考えていると、そのお婆さんと目があった。

にっこりと笑った顔はばあちゃんにそっくりだった。

つられて俺もにっこりと笑った。

そして別れが終わり、親戚達は用意された部屋で宴会を始めた。

辛気くさいのは俺らの一族には似合わない。

おじさんだって、楽しく天国に逝きたいはずだ。

そして火葬が終わり、俺らは神奈川県へ帰っていった。

帰る途中にお婆さんの話をばあちゃんと父親にした。

ばあちゃんはちょっと驚いた顔をして、父親はいろんなことを質問してきた。

お婆さんはメガネをかけていたかとか、ばあちゃんににていたかとか。

そのしつもんに俺は全て正解したらしい。

父親が写真を見せてきた。

あの、お婆さんだった。

話によると、お婆さんはばあちゃんのお母さん。

つまり、俺の曾ばあちゃんだった。

もちろん面識はない。

ばあちゃんは弟をちゃんと迎えにきたと、喜んでいた。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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