短編2
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辛い恋の果てに

私の不可思議な体験。前の職場で、家庭のある人と知らずに恋をし、当たり前ですが失恋しました。

深く考えないまま告白した、自分も悪いので必死に忘れようとしました。でもそれと同時期に何かの偶然で自分の失恋が噂になりました。当然。本人は自分への愛はないので知らない顔…

逆にストーカーまで言われ、笑われました。正直死にたいくらい辛かった。そしてすべて彼に悪気はないのだけれど、人の心を踏みにじった彼を殺したいくらい憎んだ。そしてそんな自分を呪った。

そんなことから2ヶ月。会社を辞めた。彼とももう会わないでも…。

最近妙な夢にうなされる。突然彼が夢に出できて、ものすごい顔をして、こうつぶやく。(お前。オレを忘れるのか)

と。私にとっては辛い恋。忘れたいと願う。でも彼は、忘れるなと毎晩繰り返す

そして朝、最悪の気分の中ため息をつきながら起きる。

夢の意味を考えながら心の中で、相手にストーカーみたいな迷惑な事してごめんなさい。って謝ればいいの?そう考えてう自分がいる。夢とは言え、もう狂いそうだ。

どうにかして忘れたい。

この前街で彼に偶然会った。お互い顔見合わせたが、会話せず。

でも胸は痛い。

そしてまた夢を見てうなされる。最近5歳の甥子が変な顔して私を見る。なるべく私と目を合せないように。外を歩いたら、犬が不思議そうな顔してずっと私を見ている。

姉が毎晩夢でうなされる自分を心配してちらっと甥の前でその話をもらした。

(あの子よほど失恋したのがショックだったんだろうね。)自分は、うなされ方が普通じゃないらしい。甥が言った。(違うよ。私に〇〇兄ちゃんが会ってお話したいって言ってるんだよ。)

姉は甥に聞く。

(〇〇兄ちゃん誰?)甥は答える。

この前街で会ったお兄ちゃん。いつも私の隣にいて。時々遊んでくれるんだよ。

私は甥の話を聞き、背筋が凍るのがわかった。〇〇兄ちゃんとは私の失恋相手の名前。もちろん本人に会わせた事もない。恋に敗れ、姉の前で泣いた日も、苗字で呼んだ。

そして彼に偶然街で会った日に甥が側いた。

彼と甥は初対面。顔なんかわかるわけない。

でもなぜ彼を甥が知っているのか。まじでゾッとした。

そして見事名前を言い当てたのか。

この奇妙な出来事の真実を私は知りたい。

乱文長文失礼m(_ _)m

怖い話投稿:ホラーテラー くずさん  

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