おれの飼ってた大好きな
猫のシュウが死んでしまった。
夜同じ時間に目が覚める。
いつもおれの布団で一緒に寝てたよな。
でもその夜はいつもと違った。
布団の一部がとても温かい。
シュウがいつも寝てた場所。
「まだ側におるんか?」
戸が少し開いてた。
少しずつシュウの寝てた場所が
冷たくなってきた。
シュウはもういない。
涙が出た。
辛い時悲しい時、励ますように
いつも側にいたのはシュウやった。
おれには分かる。
今日はさよならを言いにきたんやろ?
こんなおれの側にいてくれて
世話んなったな。ありがとう。
もしまた会えたらやけど、
そん時はお前が好きな猫缶に牛乳用意するからな。
いっぱいなでたるし、
お風呂も一緒に入ろう。
お前はおれの大切な大切な親友や。
たとえ猫でもおれの大切なパートナーやで。
さよなら。シュウ。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話