学校って霊が集まり易いってよく耳にしませんか?
生前味わいたかった友人との楽しい日々、
それに惹かたりするんですかね。
今回は私の中学生の時の話をさせて頂きます。
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あれは中学2年生の時の話。
音楽の授業の為、早めに音楽室に友人と二人で向かいました。
友人は学級委員だったこともあり、先生にイスのセッティングを頼まれてしまいました。
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私は目が痒くて痒くて、いつもはしない目薬(大嫌いなんです)をしに、「ちょっと、お手洗い行ってくるね。」と友人に声を掛けて音楽室隣のトイレに向かいました。
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私の学校のトイレは、入り口すぐの所に手を洗う場所があって、少し進んで曲がった奥に鏡が設置されている洗面所が二つと、個室が五つありました。
私は奥に入って、鏡の前で目薬をさそうとキャップを取りました。
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昼間でしたので電気は付けなかったんですが、建物が北向きのせいかトイレは薄暗く気味悪かったです。
急いでしてしまおう、と思い、上を向き目薬さして、鏡に顔を戻して…を3回程繰り返した時。
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鏡に、顔を戻した時。
私が立つ斜め右後ろに女の子が立っていた。
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白いワンピースを着て、手はダラーンと前に降ろし、ボサボサの髪が胸まで伸び、
少し下向きで長く伸びた前髪の隙間から覗く目がこの上なく恐ろしい。
鏡越しに私を睨んでいたんです。
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私は驚いて後ろを振り返りました。
でも「、誰もいない…。」
私は怖くなり、急いで音楽室に戻りました。
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音楽室に戻るとクラスメイトがほとんど集まって来ていました。
私は人がいるという安心感から、恐怖心が少し薄れ友人の近くに行き、他愛ない話をしていると鐘が鳴りました。
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授業が始まると、パートごとに分けられ座らされました。
私はソプラノパートで、友人はメゾパートでしたが席一つ挟んで隣に座りました。
(何故か一つ席が余っていたんです。)
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そこで、友人にトイレで見た女の子の話をしました。
しばらくは「え、めっちゃ怖い‼︎笑 ついて来てたらどうするのー?」なんて怖がりながら笑い話になったんですけど、途中からその友人が震え始めたんです。
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季節は7月過ぎの真夏、クーラーを付けているからってクラスの皆は(特に男子)下敷きを団扇代わりにパタパタ扇いでいる状態。
そんな中、その友人は顔が青く、唇は紫に、
自分を抱きしめる様にして震えています。
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「え、え? ちょ、大丈夫⁈ さっきまで元気だったよね⁈」
私を含め、何人かが心配して集まって来ました。
友人はただ「寒い、寒い、寒い。」と震えるだけ。
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私はさっき冗談のつもりで話していた、
ついて来た。という言葉が頭をよぎり、
友人との間にある、空席のイスを部屋の隅に移動させました。
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すると、30秒もたたない内に友人の顔色も優れ、震えも止まりました。
「私が連れて来ちゃったんだね、ごめん。」と友人に言い、その後音楽の授業は無事終わりました。
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後々、先輩から「うちの学校さぁ、自殺者三人もいるんだよ、多いよねー。」
その先輩曰く三人の内二人は屋上からの飛び降りで死亡、一人は未遂になってしまったそうですが、全員この学校の生徒。
公立の中学ですが、制服が指定です。
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私が見た女の子は白い服を着ていました。
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でもふと、なんで私じゃなくて友人だったんだろう。と思う事があります。
今思えば、その友人は悩んだ時溜め込み易い子だったので、漬け込み易かったのかもしれません。
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疲れている時、弱っている時などは、ご注意を。
作者はる-2
文章も構成も稚拙で読みにくくて、すみません´д` ;
誤字脱字などありましたら、指定して頂けると嬉しいです。