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始まりの絶望 終わらない悪夢

短編2
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始まりの絶望 終わらない悪夢

俺は霊感がある方で数々の体験をしてきた。

嫌と言うほど見ては色々な物をみてきた、今回話すのは俺が見てきた中で気味が悪いと思った話

それは冬の寒い季節、息を吐けば息が白くなるほど寒い日に起こったはなし

12月半ばに入り世間は正月に入る準備をしていた、サラリーマンはボーナスを貰い、学生は冬休みを待ち遠しく待っていた

俺は家族で夕飯を食べ、たわいもない話しながらテレビを見ていた、するといつの間にか時計は午後10時をさしていた。

「そろそろ俺ねるね」

と家族に言ってそそくさと布団に入った、布団に入ると寒さを忘れ、俺はウトウトと眠りに入った

………………………

何時間たっだろうか、目を覚ますと布団にいた

外はまだ真っ暗のようだ

喉が異常に乾き水を飲みに立とうとしたら

(何かがおかしい…)

俺はそう思った、家族がいないのだ

誰も、テレビも消してあり電気もついてない、俺は父親と母親の部屋に寝ていたから二人が寝ているなら俺の隣にいるはずなんだ

だが二人ともいない、薄暗い豆電球があたりを照らし、君の悪さを倍増させた

しばらく立つと

トントントントン

「!!」

何かを切る音、料理を作る音

だが電気もついてないなか、料理を作れる筈がない、それに母親が料理を作ってるなら、父親はどこにいる?

トントントントントントントントン

音は早くなり、リズミカルに音を出している

よく見ると白いもやがかかっていた

これは夢だ!絶対夢だ!!

確かにそれは夢なんだ、おかしい点がありすぎる

するとギシギシギシ

何かが歩く音

ギシギシギシ

俺の方に何かが来ている

ギシギシギシ

音は近くにきた、俺は目をつぶる

ギシギシギシ!

「!!」

音は目の前で止まった。

目をあけてみると、誰もいない

「よかった」

俺はホットしてふと横を見ると

赤い服を着た女が正座していた

鳥肌がたつ、冷や汗がでる

ハッとして、後ろを見たするともう一人女が

俺は全体を見回すと

何もいなかった目の前にも赤い服を着た女

合計四人の赤い服を着た女が正座して囲んでいた

赤い服を着た女は一斉に口を開き

こう言った

「我らが子はどこか」

ハッと目を覚ますと家族はちゃんといて、俺は冷や汗をびっちょりかいていた

すると父親がおきて、立って台所に行くと水を渡してくれた

「なんかみたんやろ?」

父親は水を飲ましながらそういった

「わすれろ」

そういって空になったコップを台所にもっていった。あの時の女は誰かはわからない

だけどあの時の声は

とても悲しい声だった

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