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短編1
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エレベーター

幽霊かどうかはわからない。

自分としては怖かった話

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ある夜、私はバイトを終え

深夜に帰宅した。

多分午前0時は過ぎてた。

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マンションのエレベーターのボタンをおす。

階数を表示するディスプレイは、

3となっていたようにおもう。

もう誰も利用する人間がいないのか、

スムーズに降りてきた。

エレベーターが到着し、ドアが開く。

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中には、髪の長い女がいた。

会釈をすると、向こうも軽く首が動いた。

ただ髪の毛が邪魔で顔は見えなかった。

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女性は

向かって右側の隅のほうに立っているため、

私がボタン側にたつことになる。

「何階ですか」

と聞くと

六階で と小さな声で返事が帰ってきた。

最上階にすんでいるようだ。

私は4階なので、入力して

そのまま黙ってのり自分の階で降りた。

シャワーを浴びてそのまま寝た。

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朝、エレベーターにのるときになって気づいた。

昨日の夜、私が乗るまでエレベーターは止まっていた。

なのに私が乗るときには中に女がいた。

その女は、いつからエレベーターのなかにいたのだろう。

幽霊だとは言わない。イタズラかもしれない。

でもその女がもしもヤバいやつだったとしたら、

私は自分の部屋をそいつに知られてしまった。

shake

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エレベーターの乗り方を知らなかった、少し頭の足らない人なのか、イタズラ心でやってみただけの事なのか…幽霊でもイヤだけど、生きてる人間が1番怖いですもんねぇ…

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