これは本当にあったので伝えたい話です。
出来事を思い返して心情なども本当にそのまま完全版に近いほどに書きました。
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ここら辺はわりと田舎のほうで私は春休みのある日夜7時に友達の家に泊りに行くことになりました。
なので、間に合うようにして自転車をこいで行きました。
ちなみに私と友達は同じ高2です。
そして、今行く家には友達一人とお母さんが居てお父さんは仕事だそうです。
親が一人でもいると結構泊まりにくいんですけどね笑
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友達の家は山の近くに建って居たのですが他にも施設などコンビニがてんてんと建っていて熊にも襲われた事例はないとの事だったので安心でした。
そうこうしてるうちに家が見えてきて着きました。
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「ピンポーン」
すると友達がでてきてなんだか不機嫌そうだった。
友達「おい、聞いてくれよモンストの10連カスしか出なかったよ」
自分「なんだ、親と喧嘩したかなんかかと思ったよ笑」
っとなにげなく話し合いをしていた。
そしてとりあえず家に入った。
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自分「そういえばここ来る時一つ気になる街灯あったんだけど」
友達「その街灯二つやったやろ?」
自分「二つだけポツンとあったね」
友達「暗いからわからんと思うけどその街灯の間に鳥居と階段があってそれ抜けたら山中の寺があるんだってよ」
自分「へぇーそうなんだ」
本心は結構行ってみたいと思っていた。
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友達「まさか行きたいとか?」
と言ってきたので
自分「行ってみたいね」
今思えばここが吉か凶かを分けていた。
友達「なら行ってみようぜ俺も行ってみたかったし」
自分「え!?夜の暗闇だぜ?」
本心はハラハラしていた
友達「懐中電灯も持ってくし携帯あるだろ、親は10時に寝るから気づかれないうちに行こうぜ」
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自分「勝手にいいのかな・・・」
友達「いいんだって」
私たちはここから近くの街灯へ自転車で向かった。
自分「うわ、いかにもって感じで逆にわらけてくるね」
友達「雰囲気は抜群にあるよな笑」
自分「なんか怖くね?笑」
友達「・・・」
自分(そこスルーか)
登ることにした。
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友達「山には春の桜一つもねぇのな」
自分「んーここはそうみたいだな」
1段、また1段と登りつめていった
自分「まだなのか・・・。」
友達「これは予想外だし足疲れるな」
自分「お前はバスケしてっから大丈夫だろ」
友達「だとしてもいつもの疲労が・・・」
自分(緊張や不安で帰りたくなってきた)
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ここからは想像を膨らませて欲しいです。
なんとか寺につ着ました。
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するとそこには一人の女性?と思われる人が金槌と藁人形をもって立っていました。
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わりかしその人と自分らの距離はあります。
しかもよく見ると、古廃れた寺で参拝者はおろか興味が相当ないとこないような寺でした。
そしてそう思った最大の要因は藁人形があちらこちらに釘で打ってあった。
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自分(こんなありきたりなもの本物で見ると相当怖いな)
空気が一気に重くなったのを感じた。
自分「おい、走ってかえ・・・」
女らしき者はこちらを振り返り微動だにしてない状態で立っていた。
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しかも女らしき者は男で女装していた。
自分「逃げるぞ!」
オカマに聞こえない程の声で言った。
友達「・・・!」
友達は頷いて階段を全速力で駆け下った。
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自分(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!!!)
瞬時に察したのは、オカマからすれば俺たちは警察に通報しオカマは恥ずかしい思いをして生きていくことになるしプライドが強いやつ程もっと怖い、なので口止めするために殺すだろう。
第一に普通のサラリーマンだったとしても頭がおかしすぎる。
後ろを振り返ると追いかけて来ていた。
友達「うぉぉ笑」
何故か楽しそうだった
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鳥居の入り口について自転車の鍵を開けていつでも逃げれる様に準備した。
自分「はぁはぁ、まだくんのか?」
友達「写真とればよかったな」
自分「え?余計殺意増やすだけだろ!」
友達「警察に持ってけば信じてもらえるだろ?」
意外と鋭かったが夜中撮ると黒いだけだしあの状況では難しい。
するとオカマが降りてきて走って来た。
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自転車に乗っているので少し気が楽だった。
友達「あいつ足はええ!!」
自分「・・・それ!(怖すぎる)」
全速力で逃げた。
だがしかし問題はここからだ、あいつは遠目でも追いかけてくるし友達の家は山の近くで田んぼがわりかし多い、いくらてんてんと建物があるからって見渡しやすい。
自転車をこいで家に着いたが鳥居は家から見える範囲なのでまだ追いかけて来ていて危険だ。
なので隠れれる所を探したところ私の家ということになった。
親がいるけどこれは緊急なので仕方ないと思っていた。
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私の家はアパートで友達の家とはかけ離れておりいる。
そしてやっと家に着いた。
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自分「もう夜の12時か・・・」
そしてさっきのオカマの話しで盛り上がっていた。
友達「とりあえず朝もう一回行ってみね?」
自分「アホか!警察に言えばいい」
友達「調査なんてバカバカしいで終わりだと思うぞ?」
自分「んーそうか?」
確かにバカバカしかった、信憑性があまりにもない話だ。
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朝になったらだいぶ明るく、結局見に行くことにした。
ちなみに事情は友達の親に知られており私の親も知っている。
そしてまた鳥居に着き、階段を駆け上がると・・・
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木に吊るされた首吊り状態のスーツ姿の男がいた。
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友達の携帯の表示は110だった。
作者fiction
一番狂った人が怖いということですね。