これは体験した話を元にした話です。
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music:1
自分は三人の兄弟の中で末っ子です。
それと両親と叔父を合わせて6人家族
家の大きさは普通で家族は仲睦まじく暮らしていたのですが、ある日を境にそれは終焉を迎えました。
何かというと父親の浮気もあったのですが叔父は味の濃さ薄さなどにうるさく母親はそのことで叔父に怒られてもめげずにリクエストに応えていました
父親の浮気は父親が謝りまくって母親が許したらしいのですが
やはり叔父の事もあるし母親の負担は凄かったらしく日々のストレスもあってかとうとう離婚に発展しました。
その時に母親は末っ子の自分を引き取ると言って家を出てアパートへ引っ越す事になりました。
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お金もないまま出たので安い賃金のアパートにすることにしました。
母親は仕事で忙しいため夜はいなく、朝に帰ってくる。
そしてそのアパートはゴキブリがよく出てきて、自分で処理しないといけないのでゴキジェットは必然
割と不衛生なアパートでまだ子供だった自分は母親もいないので寂しさでよく夜な夜な泣いていました。
そんな事にも慣れたある日
いつもなら1週間に1匹ゴキブリがでる程度だったがその日に限っては5匹くらい一気にでてそれが2日くらい続いた。
これはおかしい。
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時刻は夜の9時過ぎなのだが俺は気になってしょうがなかったので
ここらへんのアパートを調べる事にすると
自分の棟の上の階から異臭がする事に気付いた。
元々は近所の人も薄々勘付いていたらしいが誰も調査に行こうとしなかったそうだ。そして俺は薄暗い中で一心不乱に駆け上がる事にした。
(とても緊張していたが好奇心の方が強かった)
匂いが増していった。
その異臭のする扉の前に立ちチャイムを鳴らした。
ピンポーンと音はするものの反応がない。
ドンドンドン!と扉を叩き
俺「誰かいますかー?」
と言っても反応がなく、なす術はないかと思われた。
しかし扉のドアノブをひねると
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簡単にあいて鍵がかかっていなかった。
どう考えてもおかしいと子供ながらに思っていた。
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恐る恐る入ると玄関は生暖かくとりあえず血生臭いような匂いがしていたし
室内へいく廊下で土足で入っているのを気付いて申し訳ないなと思っているとブチュっと変な物を踏んだ感触が気持ち悪い。
その上に暗いのでわけがわからなかった。
そのまま廊下を進み扉を開けた。
暗かったので明かりを探すことにした。
あきらかに何か踏んでいるのはわかっていたがそれどころではない。
やっと電気を入れるヒモを発見し
カチャ
っとスイッチを入れた。
そこには現実を遥かに超えた光景が写しだされていた。
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music:3
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血痕があり男性と女性と思われる死体が二つありその場に虫がうじゃうじゃいた。
男性と女性に刃物が刺さっており少し錆かかっていた
頭の中はまず冷静にはなれないし大きな声で俺は
「うわぁぁぁぁぁー!!!」
と叫んで真っ先に部屋を出て階段を下り
自分の部屋に行き心を落ち着かせることを先決にした。
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その夜はあの光景が頭から離れなくてゴキブリが増えたのもそのせいかと思っていた(あくまで推測)
疲れていたのか自分は布団に入るとすぐさま眠りについた。
眠りについたのはいいもののすぐに起きた俺は体を起こそうとした。しかし全く動かない。金縛りだった。
こんな体験始めてで頭の中はパニック状態
すると俺の寝ている足元を見るように前をみると二つの影がいるのがわかった
怖い!怖い!助けて!誰か!!
頭のなかでその言葉しか出なかった。
体がいうことをきかない……
その影はどんどん顔に近づいてくる
スーッスーッと近づいてくる
俺は目をキョロキョロするしかない、よく見てみるとその影は人間のようで人間の形ではない。なんなんだ?
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shake
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襲いかけられた瞬間心臓の心拍数は最高潮に達し俺は気絶した。
朝になると体は怠く母親は台所にいて察してくれたのか体温計をくれた。
母親「はかってみ」
俺「うん」
そういって測ると38.2度でその後病院にいって薬をもらうとなんなく治りました。
その後影も見ることはなった。
そして何日かした後誰かがとうとう通報したのか
警察が来たんですが、いまだ詳細はわからず不思議な体験をしたことは今でも忘れられません。
ちなみにアパートはもう少しいいところに引っ越しました。
作者fiction
中1の時の話