今年の話てす。
自分は昔から生き物が大好きでよく採取しておりました。
だから普通に生きている人間よりたくさんの生き物を殺したと思います。
そんな自分が反吐を吐く様な話でございます。
職場の駐車場の側にはため池が二つあります。
春になれば外来種のミシシッピーアカミミカメが現れ、その頃から同じく外来種のカダヤシやアメリカザリガニが湧いてくる様なため池でした。
無論、外来種は駆逐すべきと思います。
何故なら在来種の保護のため。
そしてその国の生態系を守るという使命のため。
今ではタマゾンと言われるくらい多摩川では熱帯の魚がいたりと日本の生態系は狂っています。
もちろん人間も。
自分が目撃したのはため池のザリガニを捕まえた子供二人が途轍もない事をしていた所でした。
A「こいつのパーツをこっちに移動!」
ブチッとアメリカザリガニの腕を千切る。
B「俺はこいつの胴体をコッチに!」
ブチブチッと胴体を千切りAのザリガニの胴体の側にBの捕まえたザリガニの胴体を配置する。
B「シッポが二つだから攻撃力二倍な!!」
あろう事か子供達は生きたザリガニをそのままゲームの様に身体を引き千切り、、、
また再生するはずもないのに合体だと謳っている。
生きたまま四肢を引き千切られる思いを知っているのだろうか?
親は全くの無反応である。
きっとこの仕打ちを受けたアメリカザリガニ達は思うだろう。
コノウラミハラサデオクベキカ。
と。
命の価値がどんどんと下がる現代が何よりも怖いと思います。
作者パグ太郎