自殺マンション。

前回はヌルヌルに緩い話だったので今回は地元の心霊スポットを紹介させて頂こうかと思います。

それはマンションの話。

やたらと自殺が多いのである。

思い起こせば小学校の頃に建てられ当時でも９階建てのマンションは長屋などが多く残る我が町では珍しいものでした。

しかも一階がファミレス！！！

そして小学校からも近く同級生が何人か住んでいた。

当時好きだった子、成人以降でも付き合った彼女もこのマンションにいました。

このマンションの特徴は幹線道路に面した側がファミレス、その裏側が駐車場。

タイトルにもありますが自殺があるのは主に裏側の駐車場。

だから幹線道路側のファミレスの客は自殺を知らずに食事をしている事もあったりします。

小学生の頃はバブル時代の為か家賃はとても高かったと聞いております。(同級生曰く)

その為なのか、時代のせいか、、、

バブル崩壊後自殺が起こるようになりました。

俺が初めて見たのは中学生の頃。

ボーイスカウトのミーティング帰りにマンションの近くを通ると怒号が飛び交ってました。

「シート！シートで隠せ！」

「こっち見んなゃ！」

「邪魔じゃボケェ！警察はよ来んかい！」

マンションに住んでいた同級生曰く四階から女性が飛び降り自殺をしたそうです。

下の階に住んでいたらしく青ざめた顔で教えてくれました。

それから高校生になってからも何件か自殺の情報を聞きご近所ではかなりの嫌な場所として有名になりました。

高校を卒業した後、、、俺は新聞会社に就職し、、、、、、、、、、配達エリアの中にそのマンションがありました。

カブでマンション下に着き、モニター付きのエレベーターのボタンを押すとゆっくりと降りてくる。

だけどモニターには誰もいないのにやたら人の気配がモニター越しに感じる。

一階に降りてくるとやはり誰もいないし、、、、、けどうすら寒い。

エレベーターが 早く最上階へ着く事を願いながら登っていく。

最上階。

下は覗き込みたくない。

上に上がる前から寒気が止まらないので。

最上階でも寒気が止まらず背中に氷を入れられた様な感覚。

怖い。

正直怖くて所長にも代わりをお願いする始末。

それくらい不気味な雰囲気のマンションでした。

深夜三時前の人がいないマンションで当たり前に人気のないので怖いですがここは本当に洒落にならない所でした。

それからも自殺者は後を絶えず、、、、

2014年現在最後の自殺者はなんと俺のサッカー部の先輩。

マンションには住んでおらずマンションから数百mの所に住んでいる。

先輩の姉とウチの姉が同級生、さらにサッカー部の先輩、ボーイスカウトでも先輩となると家族ぐるみの付き合いでした。

何故、マンションから飛び降りたかは不明だそうです。

現在、先輩が飛び降りた後に９階から７階迄の廊下や階段には、、、なんと鉄柵が張り巡らされて飛び降り出来ない様になりました。

マンションに後付けで駐車場側と階段側に鉄柵が張り巡らせてあるなんて、、、

こんなマンションは聞いたことがない。

皆さんも住むマンションに違和感があれば真相の究明もありかもしれませんね。

くれぐれも上層部に飛び降り防止の鉄柵がある様なマンションはオススメしません。