どうも。
前回怖くない昔話を投稿した者です。
今回は高校卒業したての頃〜二十歳の頃の実話。
自分の住んでいる関西圏には妙見山という霊山があります。
心霊スポット的にはトンネルの真ん中でエンジン停止して止まるとヤバい、ガラスの採掘場がヤバい、駐車場のトイレがヤバい、、、
仕置き場という首斬り場所の所がヤバい。
などなど。
この頃にはコンビニの雑誌コーナーにお祓い済み心霊スポットマップ的な本があり、買い込んでは仕事終わり、バイト終わり、学業終わりに皆で集まりラーメン屋さんで腹ごしらえしてからよく心霊スポット巡りをしていました。
とある夏の夜にいつもつるんでいたメンバー5、6人で車に乗り込み妙見山に向かっていました。
なんでもトンネルで実際エンジン停止した走り屋仲間がエンジンがしばらくかからず死ぬ程怖い思いをしたとのこと。
それを聞いてメンバー達はデジカメを持ち色んな場所でカメラ撮影しながらドライブ。
「怖いッス!」
「ヤバいょヤバいょ〜!」
「、、、出川哲朗?(笑)」
と、ふざけていた頃仕置き場に到着。
今まで何処にあるかよくわからなかった仕置き場でしたが先に停まっている車があり確信に変わる。
そして車を降りた俺達一行はとんでもないモノを見てしまいました。
先に停まっていた自分達の1、2コ上の方らしき人達が仕置き場の石碑みたいな場所の前でBBQをしている!!
なかなか酔っ払っているが話は通じる方達でした。
「チワ〜す!ココ心霊スポットと聞いて来たんですが大丈夫ですか?」
「あぁ!大丈夫やで。ここでこんなんしても何もないもん(笑)」
と、その歳上の人達は笑いながら仕置き場で肉やらビールではしゃいでました。
中には戒名を書いた様な卒塔婆の様な木の札をへし折りBBQの火の中にくべてました。
その光景に興ざめして帰る事に。
デジカメがあったので数枚写真を撮り帰路へ。
帰りの道でコーナーを2つ程曲がると一番歳下のビビりの金田が叫んだ。
「ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!」
どうした?と騒がしくなる車内。
「今、コーナー曲がる時にカーブミラー見たら火の玉みたいなの見えた!」
「......マジ?」
全員無言になり速攻で下りました。
デジカメ所有者でありお金持ちのボンボンだったOの家に皆で雑魚寝。
Oの家のパソコンで写真を見るとそこには写ってはならないモノが沢山ありました。
三人で撮った写真には光る真っ赤な線がそこら中に書き殴ったように入ってました。
もう一つの写真には小さな小さなオーブらしき玉がいっぱい写っていた。
それを見て皆無言。
そのまま解散となりました。
(全員近所の友達なので)
しばらくしてからOから電話がかかってきました。
「マコト〜。ちょいと俺ん家来てや。」
「おうどないしたん?ま、家行くわー。」
と自転車を漕ぎO宅に。
Oはパソコンを触りながら俺に向かってこう言い放った。
「これ見てみ?」
「前のオーブの写真やん?」
「せやけどコレな、、、拡大したらわかるねんけど、、、マコトの目で見てみ。」
と、写真を拡大しました。
するとOはオーブが沢山写ってる所を拡大していく。
オーブ一個一個が人の顔の様に見えました。
「ふぉ〜‼︎」と、叫ぶO。
「、、、マジ?」と俺。
この後怖くなったOが泊まっていかへん?とお願いしてきたのでOの家一泊しました。
次の日、Oはベッドから起きると何故か鏡が割れていて足の裏を切るという怪我。
俺は何も無し。
一緒に行ったメンバー達の中にも熱や体調不良を起こしたりと色々あり、、、Oのおばぁちゃんの勧めでお祓いを受けました。
その夏から心霊スポット巡りはなくなりました。
駄文で申し訳ない。
リアルなので怖くないですね。
みなさんくれぐれも遊び目的で心霊スポットに行かない様に。
そしてBBQをしていたメンバー達は大丈夫だったのだろうか?
と、気になります。
作者パグ太郎
昔の話です。
盛ったりしてないのであまり怖くないです。
この後も色々とありますがそれはまたの機会に。