これは今から十年以上前、私が中学生の頃の話です
私の実家は、二階建てで二階の両親の寝室でTVゲームをしていると、
階段の方か・・・
何かの足音が聞こえてきた
最初は誰か来たのかな?
と思って、ドアを開けて「親父〜〜?」と声を張ったが、し〜〜んと静かりかえった
やはり、誰もいない
なんとなく、恐怖を感じたので、ドアとドアの鍵を閉めた
すると、先程階段を上がりきった所から廊下に向けて、又先程の足音が
私の居る両親の寝室まで歩いてきた
ん?さっき確認した時真っ暗だったし、絶対に誰も居なかったよな?
と思ったとき、恐怖が増した
その足音は、部屋の前までくると、私の感覚では、ドアの前に向き直していると感じた
ゲームに集中できない
そうする内に、その足音は階段の方に戻っていった
今度は、私の居る部屋に来た時とは少し違って
「ドン!ドン!ドン!ドン!」
と、アピールするかの如く明らかに大きくなった
イメージとしては、地団駄を踏みながら歩くというべきか
そして、鳴り止んだ・・・と思いきや
再び、私の居る部屋まで「ドン!ドン!ドン!ドン!」と更に先程より、強い足音になった。
再び、Uターンをして階段の方へ行こうと「ドン!ドン!」と鳴った時
両親が買い物から帰ってくる車のエンジン音が聞こえてきた瞬間、
先程までにドンドン鳴っていた音がフッと消えた
た、助かった・・・
その後、両親に事の経緯を話し、後日私の話を信用してくれた両親が知り合いのツテで
ユタと呼ばれる方を呼んでくれたようだ
作者アイスマン
ユタと呼ばれる方を呼んで貰ったのはいいが、
その後も特に変わった様子がなく家では色々な音が鳴っている
#gp2015