今日、私は自分の部屋の掃除をしていました
机の中を整理していたら、刃が錆びているカッターがありました
刃を替えようと思ってカッターから刃を出そうとしました
半分くらい刃が出た時に手を滑らせてしまい、カッターを落としてしまいました
そのまま落ちたら私の足に刺さってしまうところでした
ですが、落とした瞬間に男性の大きな声で
『危ない!!!!!』
と聞こえて、体を強く押されました
私は押された方向に向かって倒れました
カッターはそのまま床に深く刺さりました
私は危なかった…と思い、カッターを抜いて危ないので刃を戻し机に置いて、ふとさっきの聞き慣れない声を思いだし、部屋を見渡しました
ですが、誰もいないんです
私は恐くなって部屋からでて、階段をおりてリビングにつながる扉を開けました
でもそこは、
昼なのに真っ暗で
さっきまでいた家族が全員いなくて、家具の配置が全て変わっていて、自分の家のリビングではない部屋でした
外に出ようと思い、奥の扉を開けました
すると、そこにいた家族が私を見ていました
部屋を見渡すといつものリビングでした
私は安心してその場に座りこみました
すると母が
「どうしたの?そんなに慌てて…」
と言って近づいて来ました
私は母にさっきまでの出来事を話しましたが、信じてはくれませんでした
後ろを振り向くと、二階につながる階段がありました
さっきまで私がいた暗い部屋はなんだったのでしょう?
そして、どこにいったのでしょう?
さっき私を助けてくれた声の主は誰だったのでしょう…?
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話