短編2
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壁の向こう

俺は田舎から東京にでてきた。お金もあまりなかったので激安アパートを借りた。ここまで安いと幽霊でもでるのかと思いながら、借りたアパートに行くと、見た目ほど悪くはなく、部屋もそれなりに広い。夕飯を食べ終えお風呂に入り、明日は仕事で朝が早いので、早めに寝ることにした。10分くらいたっただろうか…

隣に住む住人らしき人の部屋から変な音が聞こえる。

夜の営みをしているらしい。ものすごくはっきりと聞こえるので、この物件が激安な理由が今わかった。

部屋を挟む壁がとても薄かったのだ。

あまりにも鮮明に聞こえるので、なかなか寝れず、次の日はほとんど寝不足で仕事に行った。

それからというものほぼ毎日のように、隣の部屋からは夜の営みをしている声が聞こえてくる。

ある晩、いったいどんなことを話しているのかと気になりだし、壁一枚で遮断されている隣の部屋に耳をあて隣の部屋の話を聞いていた。

変な喘ぎ声がしばらく続き、男の方が女の人にこう言っていた。

「今からおもしろいものを見せてやるよ。うまくいけば赤いのつくからな」

「本当?早く見たいな赤いの」

なんか変な会話だなと思いながら隣の部屋の話を壁一枚伝えで聞いていると、いきなり変な音が鳴り出した。電動のドリルのような音だ。すると、自分が壁伝えに聞いている数センチ前にドリルが突き刺さっていたのだ。

恐怖で固まっていると、男が…

「おしかったなあと少しだったのに」と言った。

わかりづらくてすいません。自分なりに作ってみました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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