ピピピ・ピピピ・・
また、いつもの朝が始まった。
「美咲ぃー早くしないと遅れるわよー」
ふぁぁ・・まだ眠いなぁ・・
ドタドタドタ・・・
「朝ごはんはぁー?」
「!」
これ・・・・・生の魚????
「お母さん・・・?これ・・これから焼くの?」
「何言ってんの?魚は生が一番でしょ」
「そうだぞ。ほら美咲も早く食べなさい。」
・・・・・!
「朝ごはんいらない!!」
お父さんもお母さんもいったいどうしちゃったの・・・。
怖い・・早く学校へいこう・・・。
ガラ・・・
私の机に何か置いてある・・。
菊!
これじゃあたしが死んだみたいじゃない・・!
ヒソヒソヒソ・・「村田が来たぞ・・美咲が・・来たよ・・
怖い・・・みんなの冷たい視線が・・。
「愛李、七海
聞いてよぉ。さっき私の机に、菊がおいてあったの。ったく・・・・だれのいたずらだよ!」
「いたずらじゃないかもよ。」
「え・・・・・。」
ふたりの顔・・怖い・・
「何言ってんの・・。」
友達なのに・・
「おーい席に着け!なんだ村田。席に着いていなかった罰だ。68ページを読め。」
ほかのみんなも立ってたのに・・。
「先生・・ここ習ってないんですけど・・・。」
「口答えするな!!!」
「痛いっ!!」
髪の毛が・・・!!!
そぉか・・・私・・いじめられてたんだ・・。
泣きたいよぉ・・でもこんな人たちを喜ばせる涙なんて出さない!!!
「きゃぁ!」
「なんだ・・早く読め・・。」
「教科書から・・・・む・・・虫が・・。」
「出てないじゃないか・・。そうか・・そんなこといってごまかすつもりだな・・・!」
「このやろう!!!!!」
「先生やっちまえ!!!」
「消えろ消えろ消えろ」
痛いっ・・息が・・
ドン!
「美咲ちゃん!こっち!」
「ありがとう・・。助けてくれて・・・。」
この子・・・誰だっけ・・?知っているんだけど・・・・。
「加奈は美咲ちゃんの見方だよぉ」
思い出した。親友の加奈だ。
「ありがとう・・。加奈」
「加奈が美咲ちゃんを助けてあげる・・・こっちきて・・・・。」
屋上・・?
「ここから飛び降りて。」
「加・・・奈・・?」
「楽になりたいんでしょ
?早くぅ」
「いやぁ!やだよぉ・・・ !」
「やっぱ美咲ちゃんて最低。加奈のことは自殺するまで追い込んだくせに。」
あ・・・そっかぁ・・。
私が加奈をいじめてたんだ。
それで・・加奈が飛びおりて・・・その下敷きになって私は死んだんだ。
私がいるのは・・そう・・本当の地獄。
「加奈がもう一度殺してあげる。」
助かった・・。これで楽になれる
どうやら・・私の罪は一生消えないらしい。
ピピピ・ピピピ・・
また、いつもの朝が始まった。
私は今日も鬼にいじめられる。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話