○○県□□市に実在するあるお寺のはなしです。
そのお寺は地元では誰も近づかない廃寺でした。
当時私は夏休みだったので、友達と秘密基地を探そうと奮起になっていました。
ある日友達と山の中を探検していると、一つのお寺にたどりつきました。
あとから聞いた話だと、その寺の名前は泣き虫寺といって、大人はみんな近づくなといっていましたが、当時私は小学生だったのでそんなことはつゆしらず、友達と中へはいってみようということになりました。
友達はいきなり、気分が悪くなったといって帰りましたが私はなにかとてつもなく気になったので、怖い気持ちもありましたが中へ入ってみることにしました。
なかへ入ると見た目以上にぼろく、床は抜け、天井もぬけ、そこらじゅうにムカデやクモがはいまわり、気持ち悪かったですがやはりそこは気持ち悪さよりも好奇心が勝り、さらに奥へ行ってみました。
その途中、ある扉にとてもひきつけられました。その扉にはいたるところにお札が貼ってあり、ドアノブが10個ほどあって目の模様が印象的でした。
私は入ってみることにしました。開かなかったのでタックルをしかけましたが開きません。手当たり次第にドアノブをガチャガチャしました。すると中から音が。
耳を澄ますと苦しんでいるような絞り出す声で、
「真樹ちゃん結婚して.れ...うう..真樹ちゃ...う...ううう..」
私は急いで開けようとしました。子供ながらに助けなければ!と思い一生懸命NEVERまとめで扉を開ける方法を調べました。
そのうち声がやみ、静かになりました。
するとさっきまで開かなかった扉がうそのように軽くなり開きました。引き戸だったのに押していたのが原因だったようです。てへっ
部屋にはいるとそこには大量の手紙と仏壇がひとつ。それ以外にはなにもない殺風景な部屋でした。私はその何の変哲もない仏壇になぜかとても惹かれてしまい、それから毎日その仏壇に通うようになりました。
毎日毎日ごはんを食べてから家を飛び出し、仏壇に通う日々。
当然友達と遊ぶ暇もなくしだいに疎遠になっていきました。
学校もやめ、気づけばそういう生活を一年もしていました。季節はもうクリスマス。
世間はすっかりお祭り気分なのに私は友達もいなくなり、彼女のできず、親にも見放され、私に残ったのは目の前の仏壇のみでした。
私は仏壇を見たとき、今まで感じたことのないものを感じた。
体が締め付けられる様な感覚になった気づいた時には陰部がカチカチに固まってしまっていた。
気づけばズボンを脱ぎ右手で陰部を握り今までにはない力だった。
本当に陰部を刺激しているときは気持ちよすぎて涙がでてきた。
これは罪悪感からくる涙なのか?それとも絶頂を超えた快感からくる涙なのか?
しかし私は自分の手を止めることはできなかった。
そして私の気分はゴートゥヘブンだった。
身体全身の力が抜け周りが真っ白になり,,,陰部から白濁で少し粘り気のある液体が3m先まで発射された。
私はその勢いで倒れこんだ。
天井を見てみると天井には龍が飛んでいた。
とても荒々しく見事な雲龍図だった。
今までは仏像にしか興味がなく天井など見たことなかったので気づかなかったが、その部屋は仏像が置いてある部屋だがおそらく天井の龍は仏像を守るための守り神だったのだろう。
ふと顔を傾けて仏像を見みると仏像の頭から顔にかけて白濁の液体が滴っていた。
私は自然と立ち上がり、仏像の元まで勝手に足が動いていた。
そして仏像の頬に手を伸ばし仏像を強く抱きしめ自分の唇をかさねていた。
私は人生初めての接吻だった。いわゆるファーストキスである。
唇を抑え込むようにし自分の舌を仏像の唇にからめこんだ。
そして仏像の全身をむさぼるように舐めた。
気づけば私の陰部は再び世界遺産のストーンヘンジのように固まっていた。
私は仏像を押し倒し自分の陰部を仏像の秘部にねじこんだ。
当然のことながら仏像の秘部は崩壊したがそのままさし続けた。
そして私は仏像秘部の中に白濁の液を発射してしまった....
その瞬間私は仏像と一つになったと感じた。
またしても涙が出てきた。
これは仏像を犯すという仏教最大の罪を犯した自分を憎む涙なのか?それとも仏像と愛し合い一つになるという世界で自分しか成し遂げたことのない達成感からくる感動の涙なのか?それはわからない
しかし後悔という概念はなかった。
私は仏像の秘部から陰部を出した瞬間!!
仏像が剥がれだし仏像の中から太陽を超えるような光がでてきた。
そして光の中から今までにはみたことのないような天女のような美女がでてきた。
しかし見た瞬間天女はこの世のものではないことに気が付いた。
足が地面から浮いていたのだ!!
しかし私は驚きのあまり声を出すことはできず足を動かすこともできずただただ天女を見つめることしかできなかった。
そして天女は私にこう言った。
「あなたが私を封印からといてくれたのですか?ありがとうございます。」
私は「はい」としか答えることができなかった。
そして天女はわたしに封印されたことを説明してきた。
「私は平安時代公家の娘だったのですが、求婚されたが断り続けていたら、敵国が私を嫁によこさないなら戦を起こすと脅してきました。私は戦を避けてほしかったのっで家を飛び出しこの泣き虫寺に逃げ込んだのです。
そこで当時の住職から戦を避けたいのならあなたの存在をこの世から消すことすなわち封印されることです。そして私は封印の儀式を行われ封印されました。そして天井の龍は住職が私を守るために当時の最高の絵師くわた○いすけにかかせたものです。」
そして天女が話し終わると寺が地震のように揺れ、天井が壊れ天井の龍が下りてきました。そして龍の渋みのある声で、天女に対して「姫やっと封印が解けましたね。これで私も役目がはたせます。そこの少年、姫を助けていただき本当に感謝するぞ。では姫帰りましょう」
私は目の前で起きていることに対して呆然とするしかなくなにも言えませんでした。
そして天女が私の近くに下りてきて私に「ありがとう」と言い私の唇に接吻し龍に乗って帰っていきました。
私は少し頬があかくなりました。
これが私の初恋でした。
それから私はこの出来事は誰にも話さず、あれ以来あの寺には行っていません。
信じがたいことかもしれませんが全部実話です。
作者星野雄太