短編1
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おじいさん

あれは私が中学生の頃でした。

下校していたら、前を歩く初老の男性がいました。しかも近所に響くぐらいの大声で、すごい勢いで道路を挟んだ反対側に向かって話してます。

しかし前を歩く男性の声だけで、相づちなどは全く聞こえません。不思議に思い視線を反対側に向けると誰も居ません。

なら電話かと思い手を見たら、後ろに組んでいます。

私はその場で道を曲がり、わざと遠回りをして家に帰りました。

あの男性は誰と話していたのでしょう。

怖い話投稿:ホラーテラー まりぷさん  

Concrete
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