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短編2
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団地

ある夏の夜に友人4人と怖い話で盛り上がっていた。

ちょうどテレビでも心霊番組がやっており、みんな見ながらも各々の体験や聞いた話をしていた。

夜中2時あたりになり、みんなで近くの心霊スポットで有名な団地に向かうことにした。

みんな噂で聞いていた程度だった為、建ち並ぶ団地のどこが心霊スポットなのか検討もつかず進んでいた…

『来たはいいけど、どこが出るやらまったく分からねぇ(笑)』

『飛び降りとか聞いたから、どれかの棟なんじゃね?』

など、緊張感もなく団地を徘徊していた。

噂を聞いた奴が、噂のネタ元に電話して詳しく聞こうと思った時…友人が…

『なんか変じゃね…なんでこの棟だけ半分だけなの…?』

と言った…

その友人が示した棟は、半分のベランダの全ての面がベニヤ板でふさがれていて…

半分は木や草が生い茂っていた。

そして木や草が生い茂っているだけなのに周りにはフェンスや鉄条網が敷かれていた。

みんな心霊スポットがはっきりしないままなので唯一それっぽい所に入ろうと決め、フェンスの隙間から入りました。

木をかき分け、中に進み入ると

中央に土がむき出しの5メートル四方の敷地があった。

そこから周囲を見渡してみたが何もない…しかしあまりの静けさと共に次第に空気が変わっていくことには気付いていた。

携帯の光であたりを見渡してみると、友人の一人が大きなスコップが落ちていることに気がついた

しかしおかしいのは、スコップにびっちりとお札が貼り付けられていることである。

近くよった友人たちは、口々に

『やばい…』

『うわっ、ここじゃん…』

と言ってその場から去ろうとしたとき、

『おい!あそこの葉っぱだけ揺れてね!?』

友人の一人が持っていた懐中電灯で照らした先には大きな葉がなっている木だった。

風も吹いていないの一枚の葉だけが、あまりにも大きく一定のリズムで揺れていた…

全員が携帯の照明をその葉に当てた瞬間…その木全体がバサバサと揺れはじめた!!!

みんなで走りさろうとした時には、後ろから!

『邪魔をするな!』

とノイズのかかった聞いた事もないような大きな声がした!

その後、その敷地から白骨化死体が発見されたようだ…

みんな『まさかあの時に…』とはよぎっただろうが、怖すぎてだれも口にはしなかった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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