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これは私が初めて霊を見た話であり霊感が付いたきっかけでもあるお話です。
私は寄宿舎で生活をしておりまして男子寮、女子寮と別れてます。
いつものように日々を過ごしております。
ちなみに専門学生です。
本題に入ります。
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それは夜の出来事
談話室という部屋があり専門学生に通学中の生徒たちの交流を深める場で起こりました。
部屋にはそうですねぇ……Yくん、Kさん、Aさんと私( ・ 8 ・ )ちゅんが居ました。
時間は23時頃だったと思います。
いつものように皆でワイワイと楽しい話をしていた時
パチッ………パチッ………パチッ!
冷蔵庫方向から何か音がします
( ・ 8 ・ )ちゅん「ん?今何がしなかった?」
Yくん「??いや何も聞こえねぇけど」
Kさん「( ・ 8 ・ )ちゅんどうした?」
( ・ 8 ・ )ちゅん「いえ……なんでもないです」
3人ともキョトンとした表情で私を見つめます。
あれ?気のせいだったのか?
話は再開し皆でワイワイ話していたのですが………また
パチパチッ……パチッ!!
さきほどより大きく聞こえました
( ・ 8 ・ )ちゅん「やっぱ何が音しません?」
AさんとYくんは首を横に振る
Kさん「…………」
………もしかして俺にしか聞こえてい………のか?
話は再開されましたが音のことが気になり話に集中できなくなってきました
すると
パンッ!!
次はテレビ側から大きな音がしました。
ビクッ!
私は驚きました
( ・ 8 ・ )ちゅん「こんなに大きな音してんのにみんな聞こえないんですか?」
Aさん「聞こえないね」
Yくん「聞こえねぇー」
Kさん「…………聞こえるねぇ……」
( ・ 8 ・ )ちゅん「え?Kさんわかるんですか?」
Kさん「うん。さっき部屋に入ってきたよな」
どうやらKさんは見えているようでした。
Yくん「は?何々?俺何も聞こえないぜ?」
Aさん「同じく」
( ・ 8 ・ )ちゅん「怖ぇ………」
心拍数が高くなっていくのを感じる
ドクンドクンと心臓の音が耳に聞こえてくる
話を再開し、私もずっと気にしてもあれなんで無理やりにでも話についていきました。
だけれど「ソレ」はそんなことをさせてくれなかったのです。
話をしている最中
私の隣の椅子からただならぬ気配を感じました
ガタ………ガタガタ
身体が小刻みに震えてました
ゴクリッ
唾液を飲み隣の存在を横目でゆっくり見ると
そこには
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髪の長い、白い和服を着た20代後半ぐらいの女が下をうつむいて髪を前に垂らして座っていたのです。
( ・ 8 ・ )「………-…」
ガタガタガタガタガタ
身体がかなり震えている
Kさん「( ・ 8 ・ )ちゅん大丈夫かぁ?」
( ・ 8 ・ )ちゅん「………えぇ…--…」
背中からは冷たい汗が
ダラダラと流れるのを感じました。
私は頑張って話を続けましたが、話をしていくにつれ
女の気配はジワジワと強くなってきました。
女は顔は見えませんでしたが、雰囲気から
悲しみ、苦しみ、恨みを感じました。
もう話すことはできず、私は黙ったままでした。
そして女の気配は凄まじいほどに強くなって
グーッグーッと
精神が押しつぶされるような圧力を
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感じました。
Kさんを見るとKさんも話に入れてませんでした。
( ・ 8 ・ )ちゅん「これ以上ここにいたらまずい……ですよ」
震える声で私は言った
Kさん「そうだね……これ以上はまずいな」
Yくん「そんなにヤバイんか…」
Aさん「じゃあお開きだね」
それぞれ部屋に戻る
私の部屋に入る
私はKさんと同部屋だったのですが、居ません
Aさんの部屋かな?
まぁ……いいや速く寝よう
布団を出して
横になる
これで終わりだと思っていた。これで気持ちよく眠れるそう思っていた
だが追い打ちをかけるように現象は続いた
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ドアをノックした音が聞こえる
( ・ 8 ・ )ちゅん「はーい」
横開きのドアの
ドアノブを掴み開く
ガラーーーー
ん??誰もいない……気のせい??……部屋を誰か間違えたのか?」
スーーートン
ドアを閉める
再び布団に横になり
眠りに入ろうとしたらまた
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( ・ 8 ・ )ちゅん「はーーい……」
やっぱこの部屋に用があるのか?
ドアを開ける
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誰も居ない
勘弁してくれ……
身体が震える
ガタガタガタ
すると
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!!!!
ビクッ
違う!!これは………
ノックの音は部屋の外からではなく部屋の中から外に。部屋のドア横の壁を叩く音だったのです、
信じられないと思い
音のなった逆方向の壁を叩いてみると
コンコンコン
同じ音だ………
凄く怖くなった私は
走って布団に潜り寝よう寝ようと思いながらくるまっていると
いつの間にか寝てました。
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翌日
各ハンガーを持ち外に洗濯物を干そうと
外に繋がる部屋の窓を開ける
すると
コンコン……コンコン
ビクッ
( ・ 8 ・ )ちゅん「Kさん今ノックの音しませんでした?」
Kさん「この部屋はねぇ(ノック部屋)で有名なんだよ」
( ・ 8 ・ )ちゅん「そうなんですか……」
その日を栄に私は霊が見えるようになったのです。
余談ですがノックの正体は談話室に居たあの女とは別の霊でした。
見ていただきありがとうございました。
作者退会会員