【ひいおじいちゃんとの思い出】

短編2
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【ひいおじいちゃんとの思い出】

これは怖い話の要素があまりないので…。

興味がない方はスルーして下さい。

このお話は私がまだ小さい頃。

当時2歳になったばかりの私は、ちょっとずつ覚えた言葉を話すのが楽しくて、とにかくお喋りさんだったらしい。

父の実家の近くに、父、母、私、弟の4人で暮らしていて、父と母が仕事に行っている間は2人共父の実家に預けられていた。

皆優しかったが、特にひいおじいちゃんと、ひいおばあちゃんは、私達2人の事を特に可愛がっていたらしい。

と、ゆうのも、ひいおじいちゃんは、私が3歳の誕生日を迎える前に亡くなり、ほどなくしてひいおばあちゃんも亡くなっている。

2人共病気で他界してしまった。

色々思い出さそうとしても、小さ過ぎた私には記憶として覚えているものはなく、後で聞かされる事に現実感が湧かない。

ただ、母がひいおじいちゃんが亡くなった日、座敷に横たわり永遠の眠りについたひいおじいちゃんの頬を、いつまでも隣に添い寝して叩きながら、「ジィジおっき。おんぶ。ジィジおっき。ねんね終わり」と言って私は離れなかったらしい。皆泣きながら離そうとするけど、泣きながら抵抗して最後は隣で寝てたらしい。

全然覚えていない記憶。

ずっと忘れてた思い。

去年お墓まいりに行った時、「ひいおじいちゃんあの時は小さ過ぎて覚えていなくてごめんね。今はひいおばあちゃんと一緒にいるのかな。」と心の中で呟いた時、優しい風と共に懐かしい匂いと、優しい「心配してくれてありがとう。いつも見守っているよ」とゆう声がした。

一瞬気のせいと思ったけど…。

何故だか懐かしさで涙が止まらなかった。墓前の下に広がる町並みと、夕暮れがそうさせたのか、しばらく動けなかった。

お墓参りを終え、父の実家に戻った時、渡された1通の手紙。

中にはひいおじいちゃんの字で、「小さいお前の成長を見れんのが寂しくて仕方がないけれど、ずっと見守っているよ」

との文字と共に入っていたお守り。

今もずっと宝物として持っています。

これからの人生色々あるとは思うけど、私なりに精一杯生きていこうと思う。

怖い要素0な上に、文才0ですみません。

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こんにちわマコさん。
初めまして。
コメントありがとうございます。
確かに小さな頃の記憶って曖昧で、大人になってからなんで覚えていないんだろうと悲しくなる時もありますが、それで良い時もあるのかなと最近は思います。
マコさんの作品ゆみちゃん読みました。
とても悲しい記憶をお持ちなんですね。
ゆみちゃんも、怖かったと思います。
彼女を失くした後の皆様の気持ちも痛いほど分かります。
ゆみちゃんの御冥福御祈り申し上げます。

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初めまして!蓮華さん。

文才0ではないですよ!ちゃんと、何を伝えたいか こちら側にはわかりましたよ。

小さい時の記憶って、あまり無いですよね。僕もそれに携わる過去の出来事を書いてます。時間が有る時に読んでね!
題名は「ゆみちゃん」
です。

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