今回は私が体験した実話。
夏の昼間の事だ。私の家は新築で3年くらいたった頃か?自室は二階の北側の部屋。暖かい日のさす南部屋は姉方に取られてしまった。
まあ自室が手にはいるんだから特に気にしなかった。
話が夏に戻り西窓を開けて、自分が爆睡昼寝をしていた時だった。
むぎゅっ
むぎゅっ
むぎゅっ
(ん?ありゃ?)
ふと目を開けずに意識が戻った。横に寝ていたのだが、どうも体の横を踏まれた感じがした。
一定時間、ほんの数秒間だったが直後に
(……歩かれた!?)
と直感的とも言える考えが頭を走った。
訳わかんないもんには、やはりビビるものだ。私はとりあえず寝たフリを続けた。
数分後、むくりと起きるが辺りにはなんも気配なし。
歩かれたという考えは頭から離れず少しの間、落ち着くためにふとんの上でぼーっとしてた。
ふと「歩かれた」「歩いていった」の方向をよく考えると開いている西側窓。
その先はお寺と墓地があった。
ちなみに私の自室は北側。死んだ人が向ける枕の方角。おまけに下の部屋は仏壇の間だった…。
怖い話投稿:ホラーテラー Lさん
作者怖話