しばらく考えて僕は左の顔に質問した
「あなた方は僕の質問に嘘をつきますか?」
左の顔はイイエと答えた
次に右の顔に質問した
「二つの質問では必ず正解する方法はない」
右の顔はハイと答えた
僕は振り返って入って来た扉を開けた
子狸に案内されて帰ったら家はもうなかった
寂れた神社の片隅で死んだ子狸を親狸が二匹で愛しそうにペロペロ舐めていた
白い子狸が駆け寄って同じように舐めはじめたので
僕は近寄って聞いてみた
「お姉ちゃん?それともお兄ちゃん?」
白い子狸はケーンと鳴いた
それから何故か白い子狸は僕の家に住みつくようになった
恩返しかなとも思ったが違うようだ
なぜなら
イタズラばかりするからね
あんまり怖くなくてごめんなさいm(__)m
一応解説編用意しましたので興味ある方はご覧ください
怖い話投稿:ホラーテラー 守り人さん
作者怖話
白い子狸story2515
解決編story2517