怖いと言うよりは、不思議な話。
小5の時に曾祖母が亡くなった。96歳。大往生だった。葬式も何事もなく終わった。不思議な事が起こったのはその一週間後。
母と祖母が台所で昼食を作っていた。俺は居間でテレビを見ていた。不意に祖母が話しかけてきた。
「曾祖母の顔を覚えているか?」と聞かれ、曾祖母の顔を思い浮かべたが出てこなかった。不安になり、
「覚えている」と答えた。それに対し、祖母は「さすがだな。私は全然思い出せない」と言われた。母も祖母と同意見だった。
その後、現在に至るまで変わった事は起きていないが、俺が体験した不思議な話。
オチがなくてすまんね
作者まめ-4