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私の大学のサークルでの話
私は当時大学のオカルトサークルに入っていました。オカルトサークルと言うと
ホラースポットに行くとか
オカルト談義しながらお酒を飲むとか
そんな感じでした。しかし、うちのサークルはたまに一度呪物や嫌な逸話のあるものを持ってくることがありました。
その話
サークルの先輩のAさんに誘われた私は
寺に行くことになった。
聞けばAさんは寺からいいものが見せてもらえると言って上機嫌でした。
「住職と仲が良くなってよかった」
と言っていた。私はなにがあるんだと不安でした。
私の霊感は10段階中の3とかなので
そこに怖いものがあるんだと言われてわかる程度です。
Aさんは大体6くらいと言ってました。
少し話ながら私の運転する車で街から30分ほどのところの寺についた。
門の前に見るからに坊主です。という人が立っており笑いながらAさんに挨拶していた
そしてお寺のなかの客間に通された私はそこで出されたお茶とお菓子を食べながらAさんに「なにをみせてもらえるの?」と
聞くとおもしろいものとしか言いません。
そしてしばらくして住職が巾着のようなものを持って現れた。
そしてこう言った
「これから見せるもんは嬢ちゃん達にはキツイで」と言うのだ。
私は「マジで」と思いよこのAさんは
ワクワクしているのか?目がキラキラしていた。正直怖いのはAさんやてと思った。
そして住職はほんとに見るんか?と再度確認Aさんはもちろんと軽返事。私は大丈夫かよとか思ってたと思う。
そして住職は巾着を開くとそこには紙が入っていた。黄ばんで薄汚れた紙が。
住職は紙を開き私達に見せたそこには
絵が書いてあった。メモ帳ほどの紙に
なにかわからないが絵だと思った。
そして住職はこう言った。
「嬢ちゃん達には何に見える?」と
私は「はぁ?」と聞き返してしまった。
住職は「だから、何の絵だと聞いてる」
私は「えーとっ鳥ですかね?」
Aさん「えっ?デビルマンでしょ?」
なーにぬかしてんだこの人?と呆れた
ともかくこれを大学に借りて持っていく
とAさんは言った。
私は「はぁ⁉︎」とAさんを振り返った。
Aさんはこれをみんなにもなにに見えるか聞くそうだ。そのことを住職に話すと出ないと思っていたらあっさりOKが出た。
そして大学のサークルで絵を見せて聞くと数名猿に見えるといい数名は魚に見えたと言う私と同じように鳥と言う人もいた。
Aさんに本当のところなにに見えたと聞くと
わかんないと言った。何にでも見えるし何にでも見えない。と仰る。
これはいつ寺に返す?と思っていると
Aさんは返さないと言った。
私は「はぁ⁉︎」とまた言った。
何故だと問うとAさん返せないと訂正した
「多分これ増えてるこれ本物じゃないよとも。これさ私達が見ただけ増えてるよ。今みんなに見せて確定した。」
見え方の問題以前に別物として見えるというのだ。「坊主に一杯くわされた」
とぼやいた。「あの住職変なもんを増やそうとしてる」Aさん曰く、これからあの住職と戦争だ。とも
この戦争が今も続いてるかもしれないとりあえず私の知っているところまでこれからも書いていこうと思う。
作者アリッサ・ウォーカー