短編2
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ヤンデレさん

自分が大学生時代一人暮らししてる時のことです‥

夜20:00頃、大学から帰り録画したアニメを見ていると、インターホンが鳴り外に出ました。

家に来たのは同じバイト先の友人だった。

友「◯◯!!今日は家に泊めてくれ!!」

必死に言われたので彼を家に上げて事情を聞くと‥付き合ってた彼女に別れ話を持ちかけたら大ゲンカになり命の危険を感じ逃げてきたらしい。

まぁ、以前から彼の彼女に振り回されてるのは知っていた。

夜勤明けに遊びに彼女に連れ回されたり‥

バイト中 ライン通知が止まなかったり‥

まぁ‥なんとなく地雷臭はしてました。

それでも自分は‥

「逃げてきたの??ヘタレ乙www」とあまり危機感はありませんでした。

彼とそう言った話をしてる間に、インターホンが鳴った。

彼は怯えてたが‥自分は、「通販かな? そもそも自分家知らないだろうw ちょっと出てくるわー。」と軽く出て行った。

外に出ると知らない女性が立っていた‥

女性「はじめまして。友人の彼君来てない?」と聞かれた‥

(こいつだーー!! なぜ自分家が特定された??)

自分「イヤ‥ 来てないぞ。」

色々考えながら必死にシラを切った。

女性「ふーん」

そう言うと彼女は、自分を押しのけ下駄箱を開けた。

自分は気圧され退いてしまった‥

女性から聞こえた「ない‥‥か‥‥。」って言葉と無表情に恐怖を覚えた‥

多分靴を確認したのだろう‥

女性「夜遅くごめんね。バイバイ」

と無表情から一変笑顔になり帰って行った。

自分は入り口の鍵を閉め、部屋に戻った。

(あれは本物やばい奴かもしれん‥)

彼はお湯の張ってない浴槽に靴を持ちながら隠れていた。

ヤバかったらベランダから逃亡する予定だったらしい‥

靴を持って行った判断は凄く正しかった。

彼は「また来るかも‥」と浴槽から動かなかった。

(いや‥さすがにもう‥)

自分は部屋に戻ると‥何かの視線を感じた‥

ベランダの外を見ると女性がこっちを見て手を降っていた。

あいつは様子を伺ってたのか‥

ゾッとしたわ‥

その後は何もなかったが、警戒心はMAXで気疲れした‥

彼は2週間後くらいにバイトを辞めた。

その後はわからないな‥

あの女性も謎だわ‥

なぜ見ず知らずの自分の家を特定ピンポイントで特定できた?

それに何より押しのけた時、手提げバックから聞こえた金属音‥一体何が入ってたの?

皆さんも付き合う相手には気をつけましょう。

もしかしたらあいつかもしれない‥

Concrete
コメント怖い
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初めまして。
やはり生きている人間が一番恐ろしいですね…。
笑顔は素敵ですが、この場合の笑顔は内に秘める狂気の表れだったのでしょうね。
ポフィン様に何事も無くて良かったです。

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