俺は今の仕事に就くまで職場を転々としていた
鳶だったり、ジムのインストラクターだったりとか
そして今の仕事が携帯修理屋だ
大きなデパートの地下で営業していて、基本的には俺ともう一人
30代の女の人との二人体制だ。
俺はこの女の人が苦手だ
だって、一人でぶつぶつ言ってるときもあれば
勝手に店をふらーっと出てったと思ったら
入り口からこっちを覗いてたりする
顔も言っちゃ悪いがブスだ、目の焦点が合ってないし
アルバイトで入ったが、小さな店で人も二人しかいないため俺が店の責任者だった
仕事内容は完全にできていたから、特に問題はなかった。
あるとすれば、もう一人の女の人だ
言ったことは数分したら忘れてるし
携帯の修理も一人でできると言われ、任せてみたら
電源は入らなくなるし滅茶苦茶だった
その後俺が直してお客さんに謝るという始末。
あるとき、おれはバイトをサボった。
社長には風邪ということにして、同僚の女の人にもその事を伝えておいた。
しかし休んだにも関わらず女の人から電話で、わからないから今すぐきてくれとか、これはどうすればいいのかなど1日にかなりの着信があった。
一応電話でわからないところは教えたし、アドバイスもした。
これじゃ全然休んだ気がしない!!
ちゃんと休みたかった俺はもう一日休んだ。
今度は電話がきてもでないようにするため、携帯の電源を切り一日中ゲームをしていた
ふと時計を見るとすでに夜中の12時を越えていた。
やべー明日仕事だーとか思いながら布団に向かい、そのまま寝ることにした。
次の日の朝、携帯の電源をつけた俺は鳥肌がたった。
着信履歴が70件を越えていた
しかも店の営業が終了した後も履歴があり、夜中の12時を過ぎるまで着信があった
まじかよ、今日行きたくねーよ……
しかし今日行かなければ流石に怒られるため、仕方なく店へと向かった
店につくと誰もいない。
壁に貼ってあるシフト表を見ると女の人は休みだった
よかったーとか思いながら安心してロッカーを開けた。
中に表紙と何ページか破られていた雑誌が入っていた
なんだこれ……
雑誌を見て背筋が凍る
「特定した」の文字と
そこには親が働いている勤務先の情報と写真。
俺の今までの職歴の情報を書いたメモが貼っていた
作者ウェルダン
どーもー!
今まで出していた柊の話は一旦休憩して
別の話あげてみました!
これは幽霊というより人間の恐い話ですね。。。