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短編2
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賽の河原へお連れします

俺は今、賽の河原にいる。

賽の河原とはあの世とこの世の境界線に流れる河川で、行き方は簡単。死ねばいい。

俺の様に現世と行き来したければ身体がぐちゃぐちゃになる様な死に方は駄目だ。高所から飛び降りるとか電車に突っ込むとか。

魂という表現が正しいのかどうか知らないが、その入れ物がないと戻れなくなってしまう。

臨死に失敗して御陀仏パターンも多いようだ。以前ここでよく顔を合わせていた男など、うっかり家族が身体を火葬してしまい戻れなくなったらしい。

心からお悔やみ申す。

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賽の河原で魚釣りをするのが俺の趣味の一つだ。

渡し場で釣竿を借り、餌を買う。三途の川の渡賃の半分で事足りる。川は渡れなくなってしまうが元より渡る気などなく、現世に戻るつもりなので問題ない。

ここで釣れる魚はとても美味しい。

この世のものとは思えないほど美味い。

ま、あの世なんだが。

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そして俺には裏の顔がある。人殺しを請け負う裏の稼業だ。

仕事の性質上、ターゲットが不明の場合がある。

今回、とある一家殺人事件の被害者遺族から犯人殺しの依頼を受けたのだが、数ある犯人候補から真犯人を絞り出すことができない。特定できる証拠もなく被害者も全滅しているためお手上げだ。本来ならば…

だが俺には「死人に口無し」など通用しない。

ここに、被害者に直接訊きに来たのだ。

法廷に証人として招くなど不可能だろうが、俺にはターゲットさえ分かればそれでいい。

特定できればあとはその者を殺すだけだ。

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釣れた魚に舌鼓を打ちながら思う。

仕事の時間だ。

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すべて、続きが読みたいのでございます……

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mamiさん
こちらこそ初めましてm(_ _)m
コメントありがとうございます。
お褒めの言葉、とても恐縮です。
なるほど死神ですか。そうですね。確かにそういったニュアンスはあります。
この話は無残に殺された被害者の無念さを元に考えました。
まだまだアイディアの引き出しは有りますので、機会があれば書きたいと思っています。稚拙な文章になること必至なのですが、どうか暖かい目で見守ってください(*^◯^*)

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たまさん
コメントありがとうございます。
僕には筆力が無くなかなか思い通りに書けませんが、お褒めいただき非常に光栄です(*^o^*)

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ロビン魔太郎.comさん
コメントありがとうございます。
そこらへんもいずれ加筆していこうかと思ってます。
強烈な暴力描写( ̄+ー ̄)乞うご期待。

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こういうの好きです。

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