みんな昔見た夢をふとした瞬間に思い出す事ってある?そんな話。
小学校4年だか5年の時に当時陸上クラブに所属しててデカイ大会が終わり次の日は学校も休みだし、なんかスポーツし終わった後の開放感みたいなの感じながら気持ちよく眠りについたんだけどその日夢をみたんだよね。
新しく整備されたような道で周りが小学校に通う時に通るある場所の風景。ただ道が真っ白だった。曲がるところもなく先が見えない位永遠と真っ直ぐなんだけどなぜだか苦痛とか恐怖は一切なく気持ちよく歩いていた。
すると前から髪型がソフトモヒカンの真ん中だけ襟足が長くて黒いナイロンのシャカシャカのジャージ姿の自分より大分年上に見える少年が前から歩いてきた。
自分はそいつをじーっと見てたけど向こうはそっぽむいてタバコに火をつけてた。
自分はすれ違い様になぜかすごく懐かしいようなノスタルジック?みたいな気分になったんだよね。
後ろを振り返ってその少年が歩いてくのをボンヤリ眺めてた、その少年のジャージの背中には13と銀のスタッズで刺繍されてた。
その後少しその道歩いた所で母さんがドタバタ歩く音で目が覚めた。
起きた後もなんかスゴイあったかいような気分で気持ちよく目覚めた。
夢の内容ははっきり覚えてるけどどうしてもその少年の顔だけがボンヤリモザイクかかったような感じで思い出せなかった。でもなぜかスゴく印象の残る夢でしばらくはずっと覚えてたんだけどそのうちたまに思い出す程度になっていったんだよね。
時が流れて16歳の冬の事。
その頃にはその夢の事はとっくに忘れて自分は夜な夜な連れと単車に乗って出掛けたり、酒をのんだり、仕事もたいしてせずに荒んだ生活を送っていた。
ある日雪が降った日の夜中仲間と解散し、家に帰ってきて姿見鏡を見た時昔みたふとその夢を思い出した。
なぜかとゆうと夢ですれ違った少年と今の自分が全く同じ髪型に全く同じ服装だったのだ。ソフトモヒカンに襟足が真ん中だけ長く、当時自分たちのような人間には人気のあったサーティーンジャパンとゆうブランドのナイロンジャージに背中にはスタッズで13の刺繍。
だが残念ながらどうしてもその時すれ違った少年の顔はこの時も思い出せなかったがあの時の夢にでてきたすれ違った少年は俺の中では多分16歳の自分だったのではないかと思ってる。
怖話ではないかもしれないし、文書力なくて読みにくかったらすまん。でもスゴイ自分の中では印象に残ってる話。
ちなみに今自分は20歳だがいまだにこの出来事はおぼえている。
作者・・11