「アマンドオンド」の都市伝説

短編2
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「アマンドオンド」の都市伝説

俺の地元にはとても怪奇な都市伝説があった

それは『アマンドオンド』ってやつだ

その内容は

夜の8時33分に○○スーパー(地元のスーパー)でバナナとツナ缶とトイレットテッシュを買い(この3つ以外は買っちゃダメ)、

○丁目の路地を誰もいない時に一人で歩いていると

「ヒュペッ…ヒュペッ…」っと、水が滴る様なナマい音を立てて女の人が…首とか手が変な方向に回ってて頭頂部にピーンとクシを刺してる女の人が歩いて来る。

そいつは目の前で止まって

「ヒッヒラ…ヒッヒ…ヘウフレ…フエ…」と呪文の様な謎の言葉の後に

「モトメ………クレ……」と言う。

その時に○○スーパーで買った3つをすぐ渡す。

渡すとそいつは渡した物を持って消えて行くが、渡さなかったらミミズみたいな人間にされるという。

ミミズみたいな人間になると、ミミズの様にくねくねして無性に土の中か、暗い場所、じめじめした場所に入りたくなるようになるとか。

とにかく、渡す物渡さないとミミズ人間になるという。

そいつは「アマンドオンド」と呼ばれているが、名前の由来は不明。

その正体は昔、口の中にミミズを詰められて死んだ女の幽霊なんじゃないかと言われている。

この怪奇都市伝説がいつ頃から広まりだしたのかは不明だが、地元じゃこの怪奇都市伝説を知らない奴はいないくらい有名だ。

子供から年寄りまで、みんな知ってる。

だけど、この都市伝説誰から聞いたのか、いつからこの都市伝説が広まりだしたのか、誰も知らない。

俺も誰から聞いたのか分からないが、物心ついた頃くらいから知っている話だった。

この都市伝説の内容は大して怖くないが、この都市伝説はいつ頃から広まり、誰が広めたのか…そっちの方が怖い話だ

他の都市伝説にも言える事だけどね

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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