中編3
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学校にあった恐怖の伝説

なんか昔、休みの日によヒマだから学校いってみたときの話なんだけどよ

休みの日の学校ってなんかいいよね、誰もいなくてしずかかだしさ

さすがに中にははいれんが、外あるいてるだけでココロが落ち着くよね

なんか無性に大の便をしたくなるよね?

そんなわけで校庭のグラウンドの向こうの方にあるトイレにかけ込んだんだ(普段の学校で大の便はなかなか出来ない。これも、休みの日の学校の醍醐味ともいえる)

そのトイレは訳わかんないくらい離れたトコロにある超ふるいボロトイレだったから普段は全然使われてなかったんだよな

ふんいきもちょっとアレだったから怖かったんだけど…

さすがに野でするのは嫌だと思い勇気をふりしぼりトイレにはいった

案の定トイレの中はかび臭かった。とても俺の嫌いなにおいだった。

こんなトコロで大の便するのはちょっとイヤな感じだったけど、だからってさすがに野でするよりマシだと思い奥の大便トイレに入った

さすがにボロトイレ、ボットンだ。

それが余計に怖かったけど便意がすごい事になってきたからさっさと終わらせようと思いズボンを脱ごうとした。

すると、どこからかとてつもなく『見られている』様な気配をかんじた。

パッと上を見たけど、誰ものぞいてなんなかいない…

だけど、絶対どこからか『見られてる』…そんな気配がビンビンビンビンした。

俺はズボンを脱ごうとする大勢のままフリーズしてしまった…。

何秒かフリーズしてたから急に怖くなったので、大の便なんかしてる場合じゃない…さっさと出よう…とトビラに手をかける。

だがトビラは開かなかった。カギしてないのに。

「え?え?」とテンパった俺はキックしたり張り手したりしてぶっ壊してでも出ようと頑張ったけど無理だった。

あれやこれやと頑張っていると、なんかイキナリ

「ヒィーーーーーーーン…」って感じの音がトイレ中に響きはじめる。

その音はどんどんと大きくなっていって、四方八方から聞こえてくるようだった。

その音はどんどんデカきなって頭にキンキンキンキンくる。

「ヤバイこれ狂う」となんとなく思った俺は無我夢中でトビラをよじ登り、上のいわゆるのぞきスペースから脱出した。

うまく着地できず、きちゃないトイレの床にたおれる俺。

音はまだトイレ中に響いている…。

「早くここから出ねば」とすぐに起き上がり外に走った。

で、外に出た。そしたら音はやんだ。「ハァーッ助かった」とあんどした。

そして、怖かったけど一応トイレの中をのぞいて見た。

すると

目玉おやじみたいな一ツ目の化け物がトイレ中にギッチリ大量にいて、その全部が俺を睨んでいた。

俺を便意も忘れてたなんか叫びながら全速力で家にかえった。

後日、その事を担任の先生に話した。

その先生はこの学校出身者だったから、なんか知ってるんじゃないかと思ったんだよ。

先生はやっぱりなんか知っていたようで、俺の話しを聞いた後、

「魔眼に遊ばれたな」と言った。

先生がいうには俺が体験したアレは、この学校に昔からある恐怖伝説の一つらしい。

「魔眼」は人気のないあのトイレに住み着いてる幽霊だか妖怪だかみたいな奴で、多分害はないらしい。

それを聞いた俺は

「恐怖伝説なんかあったのか…この学校に…」とポツリと言うと、先生が

「僕の時代にはこの学校の恐怖伝説は少なくとも8つあった。やっぱりこういう話も伝えていった方が良いのかな…?」と妙に真剣に考えていた。

そんな事より俺は、この学校にはまだあと7つも恐怖伝説があるのかと震えた。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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