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これから話すことは実際に体験した話です。
長文になりますが、最後まで読んでいただければと思います。
その当時、自分達の仲間内では心霊スポット巡りが流行っていて、その日も自分、友達、後輩の3人でいろいろな心霊スポットを巡っていました。
最後に地元では有名な心霊スポット八木山橋に行くことになり皆で向かいました。
八木山橋は自殺の有名な場所で、近くに観光名所があり、観光名所側からすれば、マイナスなイメージが付くのが嫌なので、八木山橋で起こったことに関しては報道規制がかかっているので、実際にどれだけの人がなくなっているのかは全く不明です。
最初は橋をバイクで通過したり、歩きながら写真を撮ったりして帰る予定だったのですが、友達が橋の下に行くか!と言い出しました。
橋の下は本当にやばいと噂を聞いていたのですが、その場のノリで皆で行くことになりました。
その日は熱帯夜ですごく暑かったのですが、橋の下は川が流れおり、岩がごちゃごちゃしていてすごく足元が悪く、ひやひやしていて、寒かったのを覚えています。
ちょうど橋の真下に着いたときに友達が、デカイバッグの中から、ビデオカメラを取り出して橋の方にレンズを向けてセットしはじめました。
友達 なんか映ったらまじおもしろくねぇ?
自分 だね!てか映ってたらテレビとかに送れるんじゃね?的なノリで会話をしていました。
その時の時間は朝方の4時くらいで明るくなってきていて、そろそろ帰るかって話になり帰宅することにしました。
八木山橋に居るときも、橋の下に居るときも、後輩のアパートに戻ってからも何も起きませんでした。
自分達は後輩のアパートに戻り、その日に行った場所で撮影した写真などのチェックをして、最後に八木山橋で撮影した写真とビデオのチェックをしていました。
八木山橋で撮った写真には白い影のようなもの、写真を撮ったときには絶対になかった靴のようなもの、オーブなどが写っていて、なぜがテンションがあがりました。
そして問題のビデオをチェックしました。
あれは今でも思い出すと気持ち悪くなり、あの映像がはっきりと頭の中に鮮明に出てきます。
最初の方は橋を映している薄暗い映像と自分達の会話や、虫の鳴き声が続くただ普通の映像と音声が続いていて、なんだよ!つまんねぇなんて話していたのですが、急に砂嵐の映像になり、自分達の会話の他に聞き取れない叫び声のようなものや、ドスッ!って感じの良く分からない音が映像から聞こえてきました。
自分達はドキドキしながら画面を見ていると、急に砂嵐が終わり橋を映している映像に戻ったのですが、自分達の声が聞こえなくなり、叫び声のような声と、ドスッ!って感じの音だけがだんだん大きくなり、連続で聞こえてくるようになりました。
そして映像にはすごい数の幽霊?が橋の上からカメラに向かって飛び降りてきてたのです。
映像から聞こえる叫び声のような声も聞き取れるようになってきて、
殺す
呪ってやる
おまえらも一緒に…
カメラに映る幽霊の顔は笑っているものもあれば、ものすごい剣幕で睨んでる顔など…
すぐに映像を停止して、何も言わず皆でアパートを飛び出し寺に向かいました。
寺の住職から君たちにはなん百体もの霊が取りついているから今すぐに徐霊が必要だと言われ住職、住職の知り合いの霊能力者に徐霊してもらいました。
徐霊が終わり寺で友達、後輩とは解散したのですが、次の日後輩から連絡があり後輩のアパートに向かいました。
後輩 このビデオカメラどうするっすか?
自分 川とかに捨てれば?
後輩 あっ!そうっすね!
友達 俺が捨ててくるわ!
みたいな話をしていて、結局友達がどうしても1人で行かしてくれとしつこいから捨てに行くのを任せました。
それから2日後友達は遺書を残してこの世を去りました。
友達の遺書には、あのビデオは俺が責任持って捨てたから安心してな!と書いてありました。
なんか嫌な予感がして後輩や他の友達と八木山橋に向かい、橋の下に行きました。
そしたら橋に向かってあのビデオカメラがセットしてあり、その場で映像を確認したら友達が何体もの霊と一緒に飛び降りてくる映像が映っていました…
作者お助け職人匠
これは本当にあった話です。
本当にまじでふざけ半分で心霊スポットに行くのはダメです‼